12日、京都競馬場で行われた第48回エリザベス女王杯(3歳上・牝・GI・芝2200m)は、道中5番手につけたC.ルメール騎手騎乗の1番人気ブレイディヴェーグ(牝3、美浦・宮田敬介厩舎)が、直線で一気に突き抜け、5番人気ルージュエヴァイユ…

 12日、京都競馬場で行われた第48回エリザベス女王杯(3歳上・牝・GI・芝2200m)は、道中5番手につけたC.ルメール騎手騎乗の1番人気ブレイディヴェーグ(牝3、美浦・宮田敬介厩舎)が、直線で一気に突き抜け、5番人気ルージュエヴァイユ(牝4、美浦・黒岩陽一厩舎)に3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分12秒6(良)。

 さらにクビ差の3着に3番人気ハーパー(牝3、栗東・友道康夫厩舎)が入った。なお、2番人気ジェラルディーナ(牝5、栗東・斉藤崇史厩舎)は5着に終わった。

 勝ったブレイディヴェーグは、父ロードカナロア、母インナーアージ、その父ディープインパクトという血統。デビューからわずか4戦目でのローズSで2着に入り、秋華賞を見送ってエリザベス女王杯に挑戦。見事1番人気に応え、GI初制覇を成し遂げた。本馬を管理する宮田敬介調教師にとってもこれがGI初制覇となった。

【エリザベス女王杯】1970年に3歳牝馬三冠の最終戦として創設された「ビクトリアカップ」を前身とする重賞競走。75年にエリザベス女王が来日したことを記念し、翌年に現在の競走名に改称された。当初は「ビクトリアカップ」を踏襲し、京都の芝2400m、負担重量は定量、3歳牝馬限定の混合競走で実施されていた。その後、古馬牝馬の競走体系改善に伴い、96年に3歳以上の牝馬に変更され、牝馬No.1決定戦としての意味合いを持つようになるとともに、距離も2200mへ短縮された。20年〜22年は京都競馬場の整備工事に伴い、阪神競馬場で開催されたが、今年は4年ぶりに京都へと帰ってくる。また、08年に創設された秋季国際GI競走シリーズ「ジャパン・オータムインターナショナル」にも指定。

【勝ち馬プロフィール】
◆ブレイディヴェーグ(牝3)
騎手:C.ルメール
厩舎:美浦・宮田敬介
父:ロードカナロア
母:インナーアージ
母父:ディープインパクト
馬主:サンデーレーシング
生産者:ノーザンファーム

【全着順】
1着 ブレイディヴェーグ 1人気
2着 ルージュエヴァイユ 5人気
3着 ハーパー 3人気
4着 ライラック 4人気
5着 ジェラルディーナ 2人気
6着 サリエラ 6人気
7着 ディヴィーナ 8人気
8着 イズジョーノキセキ 13人気
9着 シンリョクカ 12人気
10着 ククナ 14人気
11着 ビッグリボン 11人気
12着 ローゼライト 15人気
13着 アートハウス 9人気
14着 ゴールドエクリプス 10人気
15着 マリアエレーナ 7人気