第103回全国高校ラグビー大会県予選の決勝が11日、博多の森陸上競技場(福岡市博多区)であった。東福岡が62―3で筑紫を破り、24年連続34回目の優勝を果たした。東福岡は、12月27日に大阪府の東大阪市花園ラグビー場で始まる全国大会に出場…

 第103回全国高校ラグビー大会県予選の決勝が11日、博多の森陸上競技場(福岡市博多区)であった。東福岡が62―3で筑紫を破り、24年連続34回目の優勝を果たした。東福岡は、12月27日に大阪府の東大阪市花園ラグビー場で始まる全国大会に出場する。

 東福岡は、FWとBKが一体になったプレーで前半だけで5トライ。後半も5トライを追加し、強みのディフェンスで筑紫の追随を許さなかった。筑紫は、前半2分にペナルティーゴールを決めたが、その後はノートライに抑え込まれた。

 東福岡の藤田雄一郎監督は「(県大会決勝を)一番大事な試合と位置づけてきた。やるからには全国をとらないと。全国大会では一つのミスが(相手の)トライに結びつく。あと1カ月でミスを一本でも少なくする」と語った。

 高比良恭介主将(3年)は「ハンドリングエラーが少なくなって、自分たちのアタックができた。ディフェンスもアタックもバランスをとれてやれている」と笑顔を見せた。連覇がかかる全国大会については、「僕は前回の優勝をベンチから見た。その分、自分たちの代で優勝したいという気持ちは強い」と意気込みを語った。(伊藤未来)