昨オフ、7年総額50億円の近藤や3年総額15億円の有原など大型補強を行った ソフトバンクは昨オフ、ロッテからロベルト・オ…
昨オフ、7年総額50億円の近藤や3年総額15億円の有原など大型補強を行った
ソフトバンクは昨オフ、ロッテからロベルト・オスナ投手、FAで日本ハムから近藤健介外野手、DeNAから嶺井博希捕手を獲得するなど大型補強を行って2023年シーズンを迎えた。しかし結果は順位を1つ下げた3位に終わり、3年連続でリーグ優勝を逃した。総額約80億円を超える補強は成功だったのだろうか。(金額は推定)
昨オフ補強した選手はドラフトを除くと10人。近藤は7年総額50億円という破格の契約を結んだが、1年目から26本塁打、87打点、出塁率.431で本塁打王と打点王、最高出塁率のタイトルを獲得した。また、3年総額15億円で入団した有原航平投手は開幕2軍スタートとなったが、6月に昇格すると同月は3勝負けなしで防御率0.94。その後も好成績を残し、17試合で10勝(5敗)、防御率2.31でシーズンを終えた。
ロッテから加入したオスナも単年6億5000万円に見合った活躍を見せた。49登板で防御率0.92。失点はわずかに5点だった。一方で他の新加入助っ人は厳しい成績。阪神から移籍したジョー・ガンケル投手はわずか5試合で1敗、防御率5.82。ダーウィンゾン・ヘルナンデス投手も1試合で防御率27.00でシーズンを終えた。
さらに酷かったのが助っ人野手だ。米独立2冠王のコートニー・ホーキンス内野手は3試合で無安打。ウイリアンス・アストゥディーヨ内野手もわずか20試合で1本塁打、打率.136に終わった。2年目のフレディ・ガルビス内野手も不発に終わり、チームは緊急でアルフレド・デスパイネ外野手を再獲得。しかし、打率.071の大不振に終わった。結果的に助っ人野手4人で1本塁打の惨状だった。
4年3億円でDeNAから加入した嶺井は、昨年の93試合から半減の43試合の出場にとどまり、打率.206と低迷。甲斐拓也捕手の牙城を崩せなかった。また、現役ドラフトで加入した古川侑利投手も9試合の登板にとどまり、戦力外通告を受けた。
今オフも森唯斗投手、嘉弥真新也投手ら高額年俸選手に戦力外を通告した。昨年の反省を踏まえ、来季に向けてどのような補強をするのだろうか。(Full-Count編集部)