名牝アパパネを母に持つバードウォッチャー(牡2、美浦・国枝栄厩舎)が、土曜東京5Rの2歳新馬(芝1800m)でデビュー勝ちを狙う。  バードウォッチャーは父ブラックタイド、母アパパネ、母の父キングカメハメハの血統。ディープインパクトの全…

 名牝アパパネを母に持つバードウォッチャー(牡2、美浦・国枝栄厩舎)が、土曜東京5Rの2歳新馬(芝1800m)でデビュー勝ちを狙う。

 バードウォッチャーは父ブラックタイド、母アパパネ、母の父キングカメハメハの血統。ディープインパクトの全兄で04年のスプリングSを制した父、10年の牝馬3冠などGIを5勝した母、04年に日本ダービーとNHKマイルCを制した母の父、さらにはオープンを2勝した祖母ソルティビッドまで、現役時代は金子真人氏の所有馬だった。兄姉5頭も当然ながら馬主は金子氏で、半姉アカイトリノムスメは21年の秋華賞馬。半兄のジナンボーとラインベックもオープンまで出世している。

 バードウォッチャーは順調に乗り込まれ、Wコースでの最終追いは軽く仕掛けられる程度で5F66秒8-1F11秒5の好時計。贔屓目抜きに素質馬といった雰囲気を漂わせている。後にGI馬となった母、姉はデビュー戦でそれぞれ3着、7着に敗れているが、本馬はどうなるか。C.ルメール騎手を鞍上に迎え、要注目の初陣となる。