美浦の新進気鋭・宮田敬介厩舎が、エリザベス女王杯(3歳上牝・GI・芝2200m)のブレイディヴェーグ(牝3、美浦・宮田敬介厩舎)でJRA・GI初制覇を狙う。  宮田厩舎は20年に開業。これまでにJRAで重賞2勝を含む83勝を挙げている。…

 美浦の新進気鋭・宮田敬介厩舎が、エリザベス女王杯(3歳上牝・GI・芝2200m)のブレイディヴェーグ(牝3、美浦・宮田敬介厩舎)でJRA・GI初制覇を狙う。

 宮田厩舎は20年に開業。これまでにJRAで重賞2勝を含む83勝を挙げている。22年にはダンシングプリンスでリヤドダートスプリント、さらにはJBCスプリントも制し、海外重賞初制覇とJpnI初制覇を果たしている。JRAのGIには延べ5頭が出走し、21年日本ダービーのグレートマジシャン、22年菊花賞のドゥラドーレスの4着が最高着順だが、ビッグタイトル獲得は時間の問題だろう。

 ブレイディヴェーグはここまで4戦2勝、2着2回。2度の骨折で出世が遅れているが、すべてのレースで非凡なポテンシャルを見せている。前走のローズSも1番人気に応えることはできなかったが、上がり3F最速となる32秒9をマークして1馬身半差の2着。勝ったのは続く秋華賞でリバティアイランドに1馬身差まで詰め寄ったマスクトディーヴァだから、悲観する必要はない。

 あえて秋華賞を見送り、ここ一本の調整。この判断が吉と出て、43歳の若きトレーナーに初のビッグタイトルをもたらすことを期待したい。