西の名門・矢作芳人厩舎が、ユニコーンライオン(牡7、栗東・矢作芳人厩舎)で、福島記念(3歳上・GIII・芝2000m)の3連覇を狙う。  矢作厩舎は05年に開業。これまでにGIの14勝、重賞の57勝を含め、JRAで831勝を挙げている。…

 西の名門・矢作芳人厩舎が、ユニコーンライオン(牡7、栗東・矢作芳人厩舎)で、福島記念(3歳上・GIII・芝2000m)の3連覇を狙う。

 矢作厩舎は05年に開業。これまでにGIの14勝、重賞の57勝を含め、JRAで831勝を挙げている。さらにはマルシュロレーヌのBCディスタフ、ラヴズオンリーユーのBCフィリー&メアターフなど海外G1を8勝。国内の枠を飛び越え、世界から注目される厩舎となっている。

 一方でローカル重賞の福島記念とも、実は抜群の相性を誇っている。これまでに延べ6頭が参戦。19年にステイフーリッシュが2着となると、21年にパンサラッサが逃げ切って初制覇。さらに昨年、ユニコーンライオンで連覇を果たしている。海外ではドバイターフ、日本では日本ダービーなど、多くのビッグレースを2度制している矢作厩舎だが、同一重賞3勝目となれば開業以来初となる。

 昨年の57kgから負担重量2kg増で59kgでの参戦となるユニコーンライオン。近走着順は物足りないが、実は昨年も直近3走が2桁着順で10番人気の低評価だった。2年連続のガラリ一変Vがあっても決して驚けない。