11月19日に京都競馬場、芝1600mで行われるマイルチャンピオンシップ。先週日曜日に行われた特別登録には16頭がエントリー(フルゲート18頭)。そのうちの1頭、前走京成杯AHで重賞2勝目を挙げたソウルラッシュ(栗東・池江泰寿厩舎)がレ…

 11月19日に京都競馬場、芝1600mで行われるマイルチャンピオンシップ。先週日曜日に行われた特別登録には16頭がエントリー(フルゲート18頭)。そのうちの1頭、前走京成杯AHで重賞2勝目を挙げたソウルラッシュ(栗東・池江泰寿厩舎)がレースに向けた1週前追い切りを行っている。

 1回目のハローが終了した時間帯のCWへ水口優也騎手(レースはJ.モレイラ騎手が騎乗予定)が跨っての入場。シルキーヴォイスが先頭、これにウェルカムニュースが続き、それらを前に見ての位置。6F標識通過の時点で、それぞれの間隔が3馬身ずつといった感じ。

 その間隔を保ったまま、3コーナーから4コーナーを抜けていき、最後の直線へ。3頭の差がギュッと詰まったのが残り300m地点のあたりだったが、そこでのソウルラッシュの手応えは本当に楽。並んだと思ったら、一瞬で2頭を突き放し、大差で先着フィニッシュとなった。

 時計は6F81.1-5F65.6-4F50.8-3F35.8-2F22.1-1F11.0秒。特筆すべきはラスト2Fのラップ。1F11.0秒はこの日のベストタイだが、もう1頭のラスト2Fは11.7秒、11.0秒。その6Fは87.8秒だから、ソウルラッシュがいかに速い全体時計をマークしながら、最後の2Fの伸びが素晴らしかったかを示している。

(取材・文:井内利彰)