今年のマーメイドS覇者ビッグリボン(牝5、栗東・中内田充正厩舎)が、エリザベス女王杯(3歳上牝・GI・芝2200m)でGI初制覇を狙う。  ビッグリボンは父ルーラーシップ、母ブリッツフィナーレ、母の父ディープインパクトの血統。全兄は17…

 今年のマーメイドS覇者ビッグリボン(牝5、栗東・中内田充正厩舎)が、エリザベス女王杯(3歳上牝・GI・芝2200m)でGI初制覇を狙う。

 ビッグリボンは父ルーラーシップ、母ブリッツフィナーレ、母の父ディープインパクトの血統。全兄は17年の菊花賞を制し、長く中長距離路線を沸かせたキセキ。祖母は97年のファンタジーSを制したロンドンブリッジで、母のきょうだいにはダイワエルシエーロ、ビッグプラネット、グレーターロンドンなど、活躍馬がズラリ。名門・下河辺牧場を代表する名牝系の出身となる。

 ここまで11戦5勝で、5歳を迎え本格化してきた。今春は重賞初挑戦の福島牝馬Sがハナ差2着。続くマーメイドSでは食い下がるウインマイティーを3/4馬身退けて、初タイトルを手にした。休み明けだった前走の京都大賞典は8着にだったが、重馬場の影響が大きかったよう。牝馬同士の戦いに戻れば、GIでも大差はない。

 舞台は兄が菊花賞を制した秋の京都。妹も兄に負けず劣らずの大輪を咲かせてみせる。