チャンピオンズCのトライアルだが、武蔵野S組のチャンピオンズCでの3着以内は15年のノンコノユメと18年のウェスタールンドの2例だけで関連性は高くない。特にスピードが要求される武蔵野Sと、豊富なスタミナも要求されるチャンピオンズCという…

 チャンピオンズCのトライアルだが、武蔵野S組のチャンピオンズCでの3着以内は15年のノンコノユメと18年のウェスタールンドの2例だけで関連性は高くない。特にスピードが要求される武蔵野Sと、豊富なスタミナも要求されるチャンピオンズCというレースの質の違いの影響もあるのだろう。

1.スピード勝負

 過去10回の勝ち時計の平均は1分34秒9で、すべて1分36秒0を切っていた。ダート重賞の中でも屈指のスピードレースであり、持ち時計がある馬、より短い距離でのスピードレースを経験してきた馬などが活躍する。

2.格より勢い

 過去10回で、前走3着以内だった馬が9勝で、前走1着だった馬は[5-2-2-29]で複勝率23.7%。オープン特別を好走していた馬や、準オープンをクリアして勢いのある馬が昇級の壁を乗り越えて走ってくるケースが多い。

3.休み明けは不振

 3か月以上の休み明けでこのレースを制したのは10年のグロリアスノアと15年のノンコノユメのみ。2着も2頭しかいない。休み明けの実力馬は後のGIを見据えた仕上げで臨むことがほとんどで、ここでは割り引いて考えるのが妥当。

 ペースセッティングは前走の桂川Sを初ダートながら圧勝。芝では勝ち切れない競馬が続いていたが、ダートで変わり身を見せた。芝でも勝ち負けしてきた馬であり、高速馬場には対応できるだろう。東京替わりはカギだが、勢いを買ってここも本命視。