男子ゴルフツアー第23戦「三井住友VISA太平洋マスターズ」は9日、静岡県の太平洋クラブ御殿場コース(7,262ヤード、パー70)で開幕する。本トーナメントは2018年から現在のパー70で開催。2018年以降、優勝スコアが10アンダーを超え…

男子ゴルフツアー第23戦「三井住友VISA太平洋マスターズ」は9日、静岡県の太平洋クラブ御殿場コース(7,262ヤード、パー70)で開幕する。

本トーナメントは2018年から現在のパー70で開催。2018年以降、優勝スコアが10アンダーを超えたのは一度のみと、ツアーのなかでもチャンスホールが少なく難易度の高い大会となっている。

しかしながら数少ないチャンスホールでのスコア変動は大きく、特に最終18番のパー5ではイーグルによる逆転ということも少なくない。

2020年には、香妻陣一朗が最終ホールでイーグルを奪い逆転優勝。2019年も当時アマチュアだった金谷拓実が18番でイーグルを決め、S・ノリスとの接戦を制している。

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■リスクは高いが逆転可能な18番

太平洋クラブ御殿場コースの18番はパー5ながら525ヤードと距離が短く、バーディ以上を狙いやすい。昨年は、イーグルが4日間で8回も記録されており、最終日2打差であれば逆転の可能性も十分なホールとなっている。

しかしながら罠も多く、ダブルボギーやトリプルボギーといった大トラブルに見舞われることもあり、2019年には谷口徹が10打叩く波乱も起きた。

コースを見ると、ティーショットの狙い所となる約280ヤード付近には左側にバンカーが待ち構えている。またグリーンの右側には大きな池が口を大きく開けており、全体的にショットの精度を求められる。

攻略ルートは、300ヤード以上飛ばして左のバンカーを超えるか、250~270ヤード付近に刻むか。どちらにせよティーショットに成功した選手は果敢に2オンを狙ってくる注目のホールでもある。

2011年に当時アマチュアだった松山英樹が優勝した際は、最終日の18番でティーショットを300ヤード以上飛ばし、左のバンカー超えに成功。セカンドは8番アイアンでベタピンにつけ、劇的なイーグルで大会を締めくくった。

今年も2011年のようなスーパーショットが見られるか、最終日の18番まで目が離せない。

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(G.Tsukamoto/SPREAD編集部)