男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)は5日にシングルス決勝が行われ、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)がG・ディミトロフ(ブルガリア)を6-4, 6-3のストレートで破り、大会7度目…

男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)は5日にシングルス決勝が行われ、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)G・ディミトロフ(ブルガリア)を6-4, 6-3のストレートで破り、大会7度目の制覇と「ATPマスターズ1000」40勝目を達成して幕を閉じた。男子プロテニス協会のATPが発表する「ビッグタイトル獲得数」ではジョコビッチが2位のR・ナダル(スペイン)との差を広げ「70」とした。
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ATP公式サイトでは「四大大会」、「Nitto ATPファイナルズ」、「ATPマスターズ1000」、「オリンピック」の4つのカテゴリーを「ビッグタイトル」と総称。ジョコビッチは今回のタイトルで「70」に伸ばした。2位は59のナダル、3位は54のR・フェデラー(スイス)となっている。
36歳のジョコビッチは今季、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)と6月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)、そして全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で優勝し、男子シングルスで歴代最多の24勝をあげた。ATPの換算する「ビッグタイトル獲得数」では今季だけで5勝をあげている。
フェデラーは昨年引退を発表し、ナダルは負傷により長期離脱中。現在「ビッグタイトル獲得数」でジョコビッチは現在圧倒的な数字を残しており、今後も伸ばしていく可能性がある。
世界ランク2位のC・アルカラス(スペイン)や同3位のD・メドベージェフら大舞台でジョコビッチを下す選手は現れているが、この記録を破る選手は今後出現するのだろうか。
【3選手のビッグタイトル獲得数と出場数】
※/左から獲得数と出場数
■N・ジョコビッチ
四大大会:24/72
ファイナルズ:6/15
マスターズ1000:40/127
合計:70
■R・ナダル
四大大会:22/67
オリンピック: 1
ファイナルズ:0/11
マスターズ1000:36/128
合計:59
■R・フェデラー
四大大会:20/81
ファイナルズ:6/17
マスターズ1000:28/138
合計:54