男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)は5日、シングルス決勝が行われ、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が世界ランク17位のG・ディミトロフ(ブルガリア)を6-4, 6-3のストレート…

男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)は5日、シングルス決勝が行われ、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が世界ランク17位のG・ディミトロフ(ブルガリア)を6-4, 6-3のストレートで破り、ともに自身の記録を更新する大会7度目の制覇と「ATPマスターズ1000」40勝目を達成した。
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36歳のジョコビッチは決勝戦、6本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに81パーセントの高い確率でポイントを獲得。ディミトロフに1度もブレークチャンスを与えることのないプレーを見せると、リターンゲームでは各セット1度ずつブレークを奪い、1時間38分で快勝した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはジョコビッチの表彰式でのコメントが掲載された。
「信じられないよ。今週は僕にとってかなり厳しい状況だったんだ。木曜、金曜、土曜と負ける寸前からカムバックしてきた。何とかギアを上げることができたんだ。今日は、序盤は互いにかなりタイトで、彼(ディミトロフ)が少しガス欠気味だったのがわかった。僕自身もそうだったけれど、何とかネットの上にショットを通す道を見つけることができた。試合はスコアが示すよりも接戦だったと思う。この1週間を考えると、とても誇りに思うよ」
ジョコビッチは7月のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)決勝でC・アルカラス(スペイン)に敗れて以来、マッチ18連勝で最終戦のNitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)に臨む。