京都11Rのみやこステークス(3歳上・GIII・ダ1800m)は前走敗退で人気落ちのメイクアリープ(牡4、栗東・大根田裕之厩舎)を狙い撃つ。  みやこSはとにかくエーピーインディ系が強い。京都開催だった過去9回に限っても、延べ10頭で[…

 京都11Rのみやこステークス(3歳上・GIII・ダ1800m)は前走敗退で人気落ちのメイクアリープ(牡4、栗東・大根田裕之厩舎)を狙い撃つ。

 みやこSはとにかくエーピーインディ系が強い。京都開催だった過去9回に限っても、延べ10頭で[2-2-1-5]の勝率20%、複勝率50%。馬券に絡んだ5頭の人気は7、2、3、10、7だから、配当妙味も相当にある。

 メイクアリープはエーピーインディ系のシニスターミニスターの産駒で、19年のこのレースを制したヴェンジェンスの半弟でもある。デビューから9戦連続で3着以内、2戦目から8戦連続で連対を確保したように、安定感は抜群。休み明けの前走・太秦Sは0秒3差の5着と自身初の馬券圏外に終わったが、レース前からテンションが高かったよう。何より、先頭で他馬の目標となる形となってしまったのが痛かった。前半1000mの60秒5が示すように、ペースも決して楽ではなかったが、それで勝ち馬から0秒3差なら決して悪くない。

 今回は逃げ馬のウィリアムバローズがいるので、レースは運びやすいはず。アスクドゥラメンテやセラフィックコールなど、キャリアの少ない昇級組が人気を集めているが、ダートのオープンは甘くない。このクラスで好勝負を続けてきたメイクアリープの底力にかけてみよう。