東京11Rの京王杯2歳ステークス(2歳・GII・芝1400m)はミルテンベルク(牡2、栗東・武英智厩舎)の重賞初制覇を期待したい。  前走の小倉2歳Sは中団の大外を回す形から抜け出したものの、大外強襲のアスクワンタイムにかわされて2着。…

 東京11Rの京王杯2歳ステークス(2歳・GII・芝1400m)はミルテンベルク(牡2、栗東・武英智厩舎)の重賞初制覇を期待したい。

 前走の小倉2歳Sは中団の大外を回す形から抜け出したものの、大外強襲のアスクワンタイムにかわされて2着。惜しくもタイトル獲得はならなかったが、勝ち馬とは目標になった分の差。決して力負けではない。

 血統を見ると、母ペルレンケッテは全4勝を芝1400mで挙げた7F巧者。半兄バンベルクも地方ではあるが、全2勝を1400mで挙げている。また、父モーリス×母の父ディープインパクトの配合からはジェラルディーナ、ディヴィーナなどの活躍馬が出ているが、この馬は前進気勢があって、3年前のファルコンS(中京芝1400m)を制したルークズネストに似たイメージでもある。

 今回はアスクワンタイムとの再戦となるが、ピッチ気味で1200m寄りのアスクに対し、こちらは距離延長でもどんとこい。雪辱を果たして初タイトルをつかみ取ってみせる。