国内男子ツアー第22戦「マイナビABCチャンピオンシップ」は3日、第2ラウンドが行われ、ディフェンディングチャンピオンの堀川未来夢が64のビッグスコアで首位タイに躍り出た。 ◆【マイナビABC2023特集】11月2日~5日 大会概要、結果、…

国内男子ツアー第22戦「マイナビABCチャンピオンシップ」は3日、第2ラウンドが行われ、ディフェンディングチャンピオンの堀川未来夢が64のビッグスコアで首位タイに躍り出た。

◆【マイナビABC2023特集】11月2日~5日 大会概要、結果、放送・中継情報一覧

■前半は我慢、後半は6連続

この日、堀川は後半のパットが冴えわたった。

5アンダー、5位タイでインからスタートした堀川は、出だしこそパーオンに失敗したが、その後は全てパーオンに成功。しかしパットが決まらず、16番までパーが続く我慢のゴルフとなった。迎えた17番、この日初のバーディを決め、前半を1バーディ、ノーボギーでバックナインへ。

17番のバーディをきっかけに勢いに乗った堀川は、後半圧巻のバーディラッシュを見せる。距離のある難しい2番で約5メートルほどのバーディパットを沈めると、7番まで怒涛の6連続のバーディ。最終9番でもバーディパットを沈め、終わってみれば8バーディ、ボギーフリーの64という猛チャージで一気に首位へと駆け上がった。

特に7番では下り約6~7メートルの難しいラインをジャストタッチで沈め、その後の9番でも同じような距離のパットをど真ん中から決めることに成功。パットを決めた後はカメラに向かって笑顔とVサインで応え、調子の良さを見せた。

このままの勢いで決勝ラウンドもスコアを伸ばし2年連続の優勝となれば、2005、06年の片山晋呉に次ぐ快挙。1988年にABCゴルフ倶楽部で本トーナメントが開催されるようになってから、2人目の連覇達成となる。

明日のムービングデーでも、自身のYouTubeで披露しているマネジメント力を見せ、スコアを伸ばせるか注目したい。

なお、首位タイには同じくスコアを8つ伸ばしたJ・パグンサン(フィリピン)、3位タイには通算12アンダーでツアー初優勝を狙う佐藤大平と今季3勝目を狙う中島啓太、5位には、この日コースレコードの11アンダーを叩き出したS・ノリス(南アフリカ)が通算11アンダーとしている。

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(G.Tsukamoto/SPREAD編集部)