「2023年JLPGA最終プロテスト」(岡山県・JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部/6419ヤード、パー72)は3日、最終ラウンドが行われ、2022年の「全米女子アマ」チャンピオンで、世界アマチュアランキング3位の馬場咲希が通算12アンダー2位タイ…

「2023年JLPGA最終プロテスト」(岡山県・JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部/6419ヤード、パー72)は3日、最終ラウンドが行われ、2022年の「全米女子アマ」チャンピオンで、世界アマチュアランキング3位の馬場咲希が通算12アンダー2位タイで一発合格を果たした。

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トップ合格は通算17アンダーの清本美波。通算5アンダー19位タイまでの計21人がプロへの切符を手にした。

■馬場、15番から2連続バーディ決める

首位と1打差10アンダー2位でスタートした馬場は、6番パー5でバーディが先行するも、8番パー3でティーショットが右にキックしバンカーへ、寄せ切れずボギーとする。前半はイーブン。9番以降はパーを続けたが、15番、16番連続バーディで盛り返し、3バーディ、1ボギーの70で最終日を終えた。

トップ合格の清本はこの日、8バーディ、2ボギーの66で回り、2位タイに5打差をつけての圧勝だった。清本には23年「QTファイナルステージ」の出場資格が付与される。

なお、馬場の次戦は、米ツアーの最終予選会「Qシリーズ」(30日開幕、アラバマ州マグノリアグローブGC)。西郷真央、吉田優利とともに、来季の米ツアー出場権をかけて戦う。

■最終プロテスト合格者

2023年JLPGA最終プロテスト合格者は以下の通り。

1位/17アンダー/清本美波 2位タイ/12アンダー/石田可南子、馬場咲希 4位/11アンダー/髙木優奈 5位タイ/10アンダー/村田歩香、菅楓華、上久保実咲 8位タイ/9アンダー/河村来未、宋佳銀(韓国)、浅田実那 11位/8アンダー/吉澤柚月 12位タイ/7アンダー/髙野愛姫、小西瑞穂、本明夏 15位タイ/6アンダー/稲垣那奈子、木村怜衣、與語優奈、政田夢乃 19位タイ/5アンダー/中野恵里花、 ベイブ・リュウ(台湾)、神谷和奏

有力選手のうち、米ツアーでプロデビューを果たしている山口すず夏、23年「日本女子アマ」覇者・飯島早織、22年覇者・寺岡沙弥香、23年「日本ジュニア」覇者・中村心、22年覇者・荒木優奈、セキ・ユウティンの妹・ユウリ(中国)、神谷そらの妹・ももはいずれも涙をのんだ。

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文●河野道久