5日にアルゼンチン共和国杯(GII、東京芝2500m)を含めたWIN5対象レースが行われる。 JRAが指定する5つのレースで1着馬を当てるWIN5は、過去に5億円超えの高額配当を記録したこともある、まさに夢の馬券。先週は的中票数148票、払…

5日にアルゼンチン共和国杯(GII、東京芝2500m)を含めたWIN5対象レースが行われる。

JRAが指定する5つのレースで1着馬を当てるWIN5は、過去に5億円超えの高額配当を記録したこともある、まさに夢の馬券。先週は的中票数148票、払戻金356万5380円と2週連続の好配当を記録した。

ここでは対象レースの過去10年データをベースに、WIN5を攻略する。

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■AR共和国杯は少波乱の可能性

有馬記念やジャパンカップの前哨戦に位置づけられるハンデ重賞。過去10年で2桁人気の優勝はないものの、昨年は6番人気のブレークアップが優勝。1、2番人気は掲示板外に沈むなど、メンバーによっては波乱が起こることも少なくない。特に1番人気のオッズが3倍を超える場合は【1.1.0.3】と半数以上が馬券外。今年の出走予定馬を見ると少波乱を生む可能性も秘めている。

脚質傾向を見ると、逃げ【0.0.0.10】、先行【5.3.3.29】、差し【5.6.5.45】、追込【0.1.2.47】で、逃げや追込といった極端な脚質は非常に厳しいことがうかがえる。

近4年の優勝馬は、好位追走から上がり3F6位以内の末脚を見せていた。昨年のブレークアップも道中3番手で追走し、上がり3F34秒4(6位)を記録。先行馬の中では上がり3F2位の末脚で押し切っていた。

差しの場合は、上がり3F1~3位を記録した場合に5勝。中団に控えた場合、勝利には決め手が問われることになる。しかし4角10番手以下の場合は【0.0.1.14】と奮わず、やや前に位置取ることがポイントとなりそうだ。

今回のメンバーでは、前走・六社Sで道中7番手から上がり3F3位の末脚で差し切ったチャックネイト、前走・ムーンライトHで上がり最速を記録し決め手を見せたレッドバリエンテが有力とみる。また前走・ケフェウスSで好位追走から4着と好走したアーティットも不気味な存在だ。

本レースは少波乱も見据え、上記3頭で攻略する。

■大荒れ傾向のみやこSは一点勝負

今回警戒すべきは、WIN5京都11R・みやこS。平均3連単配当額は16万9458円と大荒れ傾向にあり、昨年も11番人気のサンライズホープが激走。単勝9070円と大穴を空けた。今回はここが山場と見る。

まずWIN1東京10R・馬事公苑リニューアルは記念レースのため過去データがない。そのため、今回は過去10年、11月に行われた3勝クラスの東京ダ1600m全10鞍を参考に分析。該当レースの脚質傾向を見ると、逃げ2勝、先行3勝、差し5勝、追込0勝で後方一気は厳しい。また芝スタートや砂質を考慮すると、基本的には先行力の高い馬が狙い目となる。今回は、アナンシエーション、サトノルフィアン、スノーグレースの3頭で攻略。

続くWIN2京都10R・醍醐Sはスプリント戦ということもあり基本は前が有利だが、2013~2018年の芝1200mで施行された本レースでは逃げ1勝、先行1勝、差し3勝、追込0勝と中団からでも届きやすい。ここは先行馬と決め手のある馬を手広く抑えておく。

WIN3福島11R・みちのくSはコースの特性上前傾ラップになりやすく、テンのスピードを維持できるかがポイント。今回のメンバーでは道頓堀Sを番手追走で勝利、さらに2走前のバーデンバーデンCで4着と福島芝1200mで好走歴もあるグレイトゲイナーと、前走・UHB賞では奮わなかったが、2走前の福島TVOPで2着のコムストックロードが有力。ここは2頭で攻略する。

WIN5京都11R・みやこSは人気決着となることが少なく、穴馬の好走にも期待できる。逃げは3勝、4角3番手以内に位置した馬が5勝と先行有利傾向あり。今回のメンバーでは、前走同コースで行われた太秦Sで、4角2番手から2着に好走したタイセイドレフォンが狙い目とみた。WIN5最終レースはタイセイドレフォン一点突破とする。

WIN1:アナンシエーション、サトノルフィアン、スノーグレース WIN2:メイショウエニシア、ショウナンハクラク、ブリュットミレジメ WIN3:グレイトゲイナー、コムストックロード WIN4:チャックネイト、レッドバリエンテ、アーティット WIN5:タイセイドレフォン

計54点

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文●塚本元気(SPREAD編集部)

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