目黒記念を制したヒートオンビート(牡6、栗東・友道康夫厩舎)が、アルゼンチン共和国杯(3歳上・GII・芝2500m)で重賞2勝目を狙う。  ヒートオンビートは父キングカメハメハ、母マルセリーナ、母の父ディープインパクトという血統。母は1…

 目黒記念を制したヒートオンビート(牡6、栗東・友道康夫厩舎)が、アルゼンチン共和国杯(3歳上・GII・芝2500m)で重賞2勝目を狙う。

 ヒートオンビートは父キングカメハメハ、母マルセリーナ、母の父ディープインパクトという血統。母は11年の桜花賞馬で、半兄のラストドラフトは19年の京成杯を制している。ここまで25戦5勝。OP昇級後は惜しい競馬が続いたが、11回目の重賞チャレンジとなった前々走の目黒記念で初タイトルを獲得した。休み明けだった前走の京都大賞典は9着だったものの、苦手な道悪や直線の不利が敗因。全くの参考外でいいだろう。

 今回は目黒記念と同じ東京芝2500mなので、舞台に不足はない。あとは初の59kgがどう出るか。これが友道厩舎の管理馬に初騎乗となる木幡巧也騎手は、20年ダイヤモンドSのミライヘノツバサ以来となるJRA重賞3勝目がかかる。巡ってきた大きなチャンスをモノにできるか、その手綱捌きに注目したい。