11月12日に京都競馬場、芝2200mで行われるエリザベス女王杯。ここに出走を予定しているサリエラ(美浦・国枝栄厩舎)とククナ(美浦・栗田徹厩舎)。どちらも美浦所属馬だが、今回は栗東に滞在して調整。今朝1日はレースに向けての1週前追い切…

 11月12日に京都競馬場、芝2200mで行われるエリザベス女王杯。ここに出走を予定しているサリエラ(美浦・国枝栄厩舎)とククナ(美浦・栗田徹厩舎)。どちらも美浦所属馬だが、今回は栗東に滞在して調整。今朝1日はレースに向けての1週前追い切りを行っている。

 馬の少ない時間帯に角馬場で2頭揃って調整。その後、CWへ正面から入場して、向正面へ入った時にはサリエラが先行、ククナが追走という隊列になる。ククナはCW追い切りを今年8月に経験しているが、サリエラは初。ただ、どちらも落ち着いた雰囲気で3コーナーから4コーナーを駆け抜けていき、最後の直線へ向く。

 3コーナーあたりから少しずつ差を詰めていたが、追いついたのはラスト1F標識のあたり。そこから2頭が馬体を併せて、しっかりとスピードに乗った状態でゴール。ほぼ同入だったが、どちらも牝馬らしい、軽快なスピードで余力十分にフィニッシュしたという印象の走りだった。

 時計は追走したククナで6F81.8-5F66.1-4F51.4-3F36.4-2F23.1-1F11.5秒。どちらも3Fは36秒台で、しっかりと負荷をかけられた形。これぞ滞在だからこそできる追い切りといった感じがするし、来週の追い切りも注目だろう。

(取材・文:井内利彰)