WTTチャンピオンズフランクフルト(2023年10月29日~11月5日/ドイツ) 10月31日、男子シングルス1回戦で張本智和(20=智和企画/世界ランク7位)がチャン・ウジン(28=韓国/同9位)をゲームカウント3-2で破り、2回戦に進出…

WTTチャンピオンズフランクフルト(2023年10月29日~11月5日/ドイツ) 10月31日、男子シングルス1回戦で張本智和(20=智和企画/世界ランク7位)がチャン・ウジン(28=韓国/同9位)をゲームカウント3-2で破り、2回戦に進出した。

張本は初戦で韓国のエース、チャン・ウジンと対戦。過去の対戦成績は4勝3敗で張本が勝ち越しているが、今年9月のアジア競技大会・男子シングルス準々決勝では、張本がゲームカウント3-1と王手をかけたところで足を負傷し、メダルを目前に逆転負けを喫している。張本にとっては、なんとしてもリベンジを果たしたい一戦だ。

相手のパワフルなフォアドライブに押し込まれる展開となった第1ゲーム。張本としては速いラリーで先手を奪いたいが、自分の形を作れず9-11で落とす。


チャン・ウジン PHOTO:World Table Tennis

第2ゲームは攻め急がず丁寧にブロックでチャンスをうかがう張本。6-7では前に飛び込みながら打ったチャンのスマッシュをブロックで打ち返すスーパープレーも見せ、7-9からの4本連取でゲームを奪い返す。

一進一退となった第3ゲームも無理に速いボールは打たず、ツッツキと回転量重視のチキータで相手のミスを誘う作戦。最後はフォアの打ち合いを制して張本がゲームカウント2-1とリードを奪う。

しかし第4ゲームはチャンの豪快な両ハンドドライブが決まり、ゲームカウント2-2のタイに戻される。

我慢のプレーが続いた張本だったが、最終第5ゲームも冷静な試合運びで相手の強打をブロック&カウンターでしのぎ切って11-9で勝利。前回対戦のリベンジを果たし、2回戦進出を決めた。

【WTTチャンピオンズフランクフルト 男子シングルス1回戦】
張本智和 3-2 チャン・ウジン(韓国)
9-11/11-9/11-8/6-11/11-9