女子テニスの最終戦 GNPセグロス・WTAファイナルズ(メキシコ/カンクン、ハード)は30日、シングルス予選ラウンドロビンの初戦が行われ、第7シードのM・ボンドロウソワ(チェコ)は第2シードのI・シフィオンテク(ポーランド)に6-7 (3…

女子テニスの最終戦 GNPセグロス・WTAファイナルズ(メキシコ/カンクン、ハード)は30日、シングルス予選ラウンドロビンの初戦が行われ、第7シードのM・ボンドロウソワ(チェコ)は第2シードのI・シフィオンテク(ポーランド)に6-7 (3-7), 0-6のストレートで敗れ、初戦で白星を飾れず。試合後、ボンドロウソワは自身のSNSで女子テニス協会のWTAへの不満を吐露し「失望でしかない」と投稿した。
>>【動画】コートの整備不良か...バウンドした際のボールの軌道が大きく変化<<
最終戦 GNPセグロス・WTAファイナルズは今季の獲得ポイント上位8選手のみが出場できるシーズン最後の大会であり、賞金総額は900万ドル(約1億3,400万円)。
24歳で世界ランク6位のボンドロウソワは今季、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)で初優勝を飾るとともに1968年のオープン化以降ノーシードの選手として同大会の女子シングルス史上初のタイトル獲得。その他、ツアー優勝はないものの安定した成績を収め、最終戦初出場を決めた。
そのボンドロウソワは初戦で世界ランク2位のシフィオンテクと激突。第1セットでは互いにサービスゲームが安定せず2度ずつブレークしタイブレークに突入。先にミニブレークを奪ったボンドロウソワだったが、その後シフィオンテクに反撃を許し先行される。
続く第2セット、ファーストサービスが入ったときのポイント獲得率がわずか12パーセントとなったボンドロウソワ。シフィオンテクから1ゲームも奪うことができず、1時間39分で力尽きた。
敗れたボンドロウソワは29日のA・サバレンカに続きWTAに不満を吐露。SNSで次のようにつづっている。
「初めてのWTAファイナルズは想像していたものとは全然違った。最終戦出場のために1年中ハードワークしてきたのに結局は失望でしかない。スタジアムは試合の準備が全くできていない。WTAの人たちは、あのコートでプレーするはずの私たちがどう感じるかにほとんど興味がないように感じる。私たちの意見に耳を傾けてくれる人も、興味を持ってくれる人もいない。とても悲しいこと。でも、メキシコの人たちには本当に感謝しているわ」
WTAファイナルズは近年開催地が定まっておらず、昨年はアメリカのフォートワースで行われた。そして今年の開催地に関してもすぐには決定せず多くの候補が挙がっていたが9月7日にメキシコのカンクンで開催されることが正式決定した。しかし、準備期間2カ月余りの開幕ということもあり、コートの整備や大会運営が円滑に進んでいないようだ。
【GNPセグロス・WTAファイナルズのシングルスの組合せ・結果】
・バカラー グループ
A・サバレンカ 1勝0敗
J・ペグラ(アメリカ) 1勝0敗
E・ルバキナ(カザフスタン) 0勝1敗
M・サッカリ(ギリシャ) 0勝1敗
・チェトゥマル グループ
I・シフィオンテク 1勝0敗
C・ガウフ(アメリカ) 1勝0敗
O・ジャバー(チュニジア) 0勝1敗
M・ボンドロウソワ 0勝1敗