日本最大のスポーツ・健康産業総合展示会「SPORTEC(スポルテック) 2017」が、東京ビッグサイトで7月25日から27日まで開催。ジョンソンヘルステックジャパン株式会社のブースでは、PCで仕事をしながら運動できる「CITTA TT(チ…

 日本最大のスポーツ・健康産業総合展示会「SPORTEC(スポルテック) 2017」が、東京ビッグサイトで7月25日から27日まで開催。ジョンソンヘルステックジャパン株式会社のブースでは、PCで仕事をしながら運動できる「CITTA TT(チッタティーティー)5.0」および「CITTA BT5.0」が紹介されていました。

 CITTA TT5.0はルームランナー、CITTA BT5.0はアップライトバイクで、ともにフィットネスマシンの専門メーカーである同社がHORIZONブランドで提供する製品です。インテリアにも馴染むスタイリッシュなデザインが特徴で、機能もシンプルなために初心者でも使いやすいとのこと。ブースで担当者に話を聞きました。

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▲CITTA TT5.0はルームランナー、CITTA BT5.0はアップライトバイク。
インテリアに馴染むスタイリッシュなデザインが特徴 

 デスクワークをしながらフィットネスというのは、これまでになかった発想。どんな効果があるのでしょうか。実際に歩きながら仕事をしているという担当者に聞くと「歩く(漕ぐ)ことが前提になるので、時間の使い方に気を付けるようになります。疲れる前に、キリの良いところまで終わらそうと自然と努力しますね」。デスクワークでダラダラしそうなときにCITTA 5.0に乗ると、気分転換にもなるそうです。

▲上半身だけ見ると、PCで仕事をしているようですが(上)、下半身だけ見るとルームランナーでフィットネス(下)

 想定しているターゲット層は、フィットネスに本格的に取り組んでいる人というよりは、健康に関心があるけれど忙しくてジムに通えないビジネスパーソンとのこと。ちなみにCITTA TT5.0は時速16kmまで対応しているので、通常製品にもひけをとりません。

▲デスクトレイは簡単に着脱が可能(上)。USB端子でスマートフォンやタブレット端末の充電も行えます(下)

 もう一方のCITTA BT5.0は、折りたためる木目調のデスクトレイがついたアップライトバイク。スカートの女性でも跨ぎやすいステップスルー構造になっています。担当者は「CITTA TT5.0でもすぐにPCの文字入力が行えるようになりますが、CITTA BT5.0はPCで行うより細かい作業にも向いていると思います」と説明します。

▲スカートの女性でも利用できるアップライトバイクCITTA BT5.0。木目調のデスクトレイは折りたたむことも可能

 同社では今回、2つの理由からCITTA 5.0シリーズの取り扱いを決めたそうです。ひとつは、フィットネス市場の競争が激化しつつあること。担当者は「競合製品が増えたことで、差別化をはかる必要が出てきました。そこで新しい方向性を求めて、ユニークなCITTA 5.0シリーズの採用を決めました」と説明します。もうひとつの理由は、日本市場の特異性にありました。「海外のビジネスパーソンは、仕事と同じくらい健康にも気を遣っています。でも日本人は仕事には熱心ですが、フィットネスの優先順位が低い人も多い。そこで、仕事とフィットネスを一緒に行えるCITTA 5.0シリーズの特徴に注目しました」(担当者)。

 その言葉通り、ルームランナー、アップライトバイクの競合製品がひしめくSPORTEC 2017の会場においてもCITTA 5.0シリーズは異彩を放っており、来場者の注目度も高いようでした。配送費込みの税抜定価は、CITTA TT5.0が146,000円、CITTA BT5.0が75,000円。ともに8月の発売を予定しています。立ちながら仕事を行う、いわゆるスタンディングデスクの効能が注目され始めた日本市場ですが、その1歩先を行くウオーキングデスク、サイクリングデスクが登場。これまでにないワークスタイルで、斬新な発想も生まれやすくなるかもしれません。

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<Text & Photo:近藤謙太郎>

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