男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATPマスターズ)は30日にシングルス1回戦が行われ、予選勝者で世界ランク49位の西岡良仁がラッキールーザーで本戦入りした同55位のJ・トンプソン(オーストラリア)を7…

男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATPマスターズ)は30日にシングルス1回戦が行われ、予選勝者で世界ランク49位の西岡良仁がラッキールーザーで本戦入りした同55位のJ・トンプソン(オーストラリア)を7-6 (7-5), 4-6, 6-2のフルセットで破り、2年連続3度目の初戦突破を果たした。
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28歳の西岡が同大会に出場するのは2年連続4度目。2020年と2022年の2回戦進出が最高成績となっている。
今大会は予選からの出場で、予選決勝では同72位の綿貫陽介を6-4, 6-4のストレートで破り本戦出場を決めた。
1回戦の第1セット、西岡は第4ゲームで先にブレークを奪われたものの、トンプソンのサービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲームでブレークに成功し、このセットはタイブレークに突入。タイブレークでは先にセットポイントを握った西岡がトンプソンのボレーミスを誘い、このセットを逆転で獲得する。
しかし第2セット、西岡は第1ゲームでトンプソンにブレークを許すと、その後4度のブレークバックのチャンスを活かせず1セットオールに追いつかれる。
それでもファイナルセット、会場から「良仁コール」が起きるなど観客の応援を受けた西岡は第4ゲームでブレークポイントを迎えると、ここでトンプソンがダブルフォルトを犯しブレークに成功する。最後は第8ゲームでマッチポイントとなるブレークポイントを握ると、トンプソンのフォアハンドが大きくアウトとなり2時間30分で初戦突破を果たした。
試合後も観客から「良仁!良仁!」と大合唱が起き西岡は笑顔で観客に手を上げ感謝した。
勝利した西岡は2回戦で第5シードで同5位のA・ルブレフと対戦する。今大会は上位8シードが1回戦免除のため、ルブレフはこの試合が初戦となる。