男子テニスのスイス・インドア・バーゼル(スイス/バーゼル、室内ハード、ATP500)は29日、シングルス決勝が行われ、昨年王者で第6シードのF・オジェ アリアシム(カナダ)が第4シードのH・フルカチュ(ポーランド)を7-6 (7-3), …

男子テニスのスイス・インドア・バーゼル(スイス/バーゼル、室内ハード、ATP500)は29日、シングルス決勝が行われ、昨年王者で第6シードのF・オジェ アリアシム(カナダ)が第4シードのH・フルカチュ(ポーランド)を7-6 (7-3), 7-6 (7-5)のストレートで破って優勝を果たし、連覇と今シーズン初のタイトル獲得を飾った。
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今大会に入るまでマッチ17勝18敗と負け越していた今季のオジェ アリアシムだが、準決勝では第1シードのH・ルーネ(デンマーク)をストレートで下し決勝の舞台に駒を進めていた。
決勝戦、オジェ アリアシムは13本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに93パーセントの高い確率でポイントを獲得。フルカチュに1度もブレークチャンスを与えないプレーを披露した。リターンゲームでは5度のブレークポイントを握りいずれも決め切れなかったものの、2度のタイブレークを制し、今季初のトロフィー、通算5度目のツアー制覇を達成した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはオジェ アリアシムのコメントが掲載されている。
「僕は間違いなく戻ってきたよ。ラケットにプレーを語らせた。それが僕のキャリアのモットーだからね。子どもの頃からトッププレーヤーになれるという確信があったけど、今年は自分のプレーに疑問が多かった。本当の意味で疑ったことはなかったけど、コートでそれを確認できたのはよかったよ」
「タフな時期がたくさんあった。今年はコートから離れるという新たなチャレンジがあったし、けがをしながらも痛み止めを飲みながらトーナメントを戦い、そして今日も戦っている。全体的にトリッキーな1年だったけれど、今年は昨年以上に特別な年だと感じている。今年最初のタイトルは最高にうれしい。これを楽しみたい」
一方、敗れたフルカチュは今季3勝目、通算8勝目をあげることはできなかった。