女子テニスで世界ランク2位のI・シフィオンテク(ポーランド)は28日、最終戦 GNPセグロス・WTAファイナルズ(メキシコ/カンクン、ハード)の大会前会見に登場。圧倒的な成績を残した昨シーズンについて「あのようなシーズンは二度とないかもし…

女子テニスで世界ランク2位のI・シフィオンテク(ポーランド)は28日、最終戦 GNPセグロス・WTAファイナルズ(メキシコ/カンクン、ハード)の大会前会見に登場。圧倒的な成績を残した昨シーズンについて「あのようなシーズンは二度とないかもしれないと自信を持って言える」と明かした。
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最終戦 GNPセグロス・WTAファイナルズは今季の獲得ポイント上位8選手のみが出場できるシーズン最後の大会であり、賞金総額は900万ドル(約1億3,400万円)。
22歳のシフィオンテクは今季、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)やチャイナ・オープン(中国/北京、ハード、WTA1000)を含む5大会で優勝。しかし、先月の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)では4回戦で屈すると大会後の世界ランキングで75週ぶりに1位から陥落した。
会見で今季を振り返ったシフィオンテクは「皆さんが私の勝利に慣れてしまったせいで、少しばかばかしいと思うこともあった。いつも勝てるわけではないわ。私が一番避けたいのは今年もいいシーズンだったと忘れてしまうこと。グランドスラムでも優勝したしね」とコメント。
「セットを落としただけで私やチームが受ける憎しみや批判はバカバカしいことだったわ。一緒に仕事をしている人たちや自分が批判されるのは少し悲しい。たとえ試合の出だしが良くなかったとしても、私がどのように問題を解決し、どのようにピンチを切り抜けたかを見てもらいたいわ。私たちは皆、多くの犠牲を払い、あの場所にいるために準備している。毎日、自分たちができることの100パーセントを常に捧げているわ」
また、マッチ37連勝を記録し、全仏オープン(フランス/パリレッドクレー、グランドスラム)と全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)を含む8大会で優勝する圧倒的なシーズンを送った昨年については次のように言及した。
「すべてを2022年と比較すると、あのようなシーズンは二度とないかもしれないと自信を持って言えるわ。でも、ベストを尽くすつもり。周りからの期待というのは今シーズンの私を時々苦しめていた。今回はそれに負けないように努力するつもりよ」
なお、シフィオンテクは大会2日目の30日に登場する予定で初戦は第7シードのM・ボンドロウソワ(チェコ)と対戦する。
【GNPセグロス・WTAファイナルズのシングルスの組合せ】
・バカラー グループ
A・サバレンカ
E・ルバキナ(カザフスタン)
J・ペグラ(アメリカ)
M・サッカリ(ギリシャ)
・チェトゥマル グループ
I・シフィオンテク
C・ガウフ(アメリカ)
O・ジャバー(チュニジア)
M・ボンドロウソワ