今夏の対戦で井上に敗れたフルトン。しかし、彼には日本に特別な感情があるようだ。(C)Getty Images 「I will be back!」 ボクシングの前WBC&WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者スティー…

 

今夏の対戦で井上に敗れたフルトン。しかし、彼には日本に特別な感情があるようだ。(C)Getty Images

 

「I will be back!」

 ボクシングの前WBC&WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者スティーブン・フルトン(米国)のX(旧ツイッター)での投稿が話題となっている。今年7月に井上尚弥(大橋)に8回TKO負けで王座から陥落した29歳だが、開催地となった日本への縁に感謝を感じているようだ。

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 真夏の列島を沸かせた熱闘だった。敵地に乗り込んで“モンスター”からの挑戦を受けたフルトン。しかし、相手に終始ペースを握られると、終盤8回に右ストレートからの強烈な左フックを受けてキャンバスに沈んだ。

 プロキャリア22戦目にして初黒星を喫していたフルトン。それでも試合直後に「俺は言い訳はしない」と再起を誓っていた“クールボーイ”は、現地10月26日に自身のXを更新。代えがたい経験をした日本への想いを記した。

「日本にいる日本人ファンがまだ俺の活動をプロモートしてくれているのが大好きだ。多大なリスペクトだ I will be back!」

 必ず戻るとしたフルトンの投稿には、米ファンから「日本人は他と違う」「日本のファンが試合後でもフルトンに敬意を払っているのは素敵だ」「あなたの生き方のファンだ」といったコメントが殺到。これに本人も「きっと次もうまくいく」と改めて前を向いた。

 現時点で次戦は未定となっているフルトン。減量苦を理由に1階級上のフェザー級転向が有力視される天才は、いかなる挑戦を続けるだろうか。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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