被本塁打が多い今永の投球内容を心配する声もあるようだ(C)Getty Images 今シーズンオフもメジャーの舞台を目指…

 

被本塁打が多い今永の投球内容を心配する声もあるようだ(C)Getty Images

 

 今シーズンオフもメジャーの舞台を目指し、日本人選手が海を渡ろうとしている。すでに、楽天の松井裕樹が海外FA権行使の意思を示したことが報じられ、オリックスの山本由伸も日本シリーズ終了後、ポスティングによる米球界移籍への動きをみせることが有力視されている。

【動画】これぞ令和の名勝負!今永vs岡本の「侍ジャパン対決」をチェック

 

 さらに、DeNAの今永昇太もメジャー挑戦の可能性が囁かれており、シーズン中もMLB関係者からの調査が行われてきた。すでにオフに入っていることもあり、現在もその去就が注目を集めている。

 今季は勝ち星が7勝にとどまったものの、リーグ最多の174個の奪三振をマークするなど、チームのクライマックスシリーズ進出に大きく貢献した。今春にはワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも決勝のマウンドに立つなど、はやくからその名前や選手としての特徴は米国内でも知られることとなり、FA市場における日本人先発投手として高く評価する声も伝えられている。

 だがその一方で、今永を獲得選手の候補としながらも、冷静な分析を行う現地メディアの見解もあるようだ。

 カージナルスの情報、ニュースなどを扱う『SBNATION viva el birdos』では今永について、今季の投球内容やスタッツを特集記事の中で掘り下げている。

 同メディアは今永について「フリーエージェントで2番目に優秀な日本人スターター」と評しながらも、「気になる数字」としてフォーカスしているのが、今季リーグワースト2位となる被本塁打数(17本)だ。「日本で被本塁打の確率が高い投手が、よりパワー志向のメジャーにどれだけうまく対応するかは正確には分からない」と指摘。

 さらに、千賀滉大や大谷翔平、田中将大等、2010年以降でメジャー移籍を果たした主な投手のMLB最初のシーズンが、NPB在籍時よりも被本塁打率が2倍以上になっていることも紹介している。

 その上で「イマナガの本塁打率が2倍になったら、9回ごとに2本塁打を許すことになる。それは投手として生産性を高めるにはあまり良い方法ではない」として、大きな懸念材料であると強調。今季の被本塁打数の多さがカージナルスなど獲得を目指す球団にとって妨げとなる可能性があると予想している。

 それでも同メディアは「30歳の彼は昨シーズン、ヤマモトよりも高い打者三振率と低い四球率を記録した」とそのほかの数字を振り返っており、「速球とチェンジアップが魅力的。全体として、彼の値札が適正であれば、カージナルスに契約してもらいたい」とも綴っている。

 今季の数字などを取り上げた上での現地メディアの評価はさまざまだ。今後、30歳のサウスポーが来季へ向けどんな意思表示を行うか、その動向には引き続き視線が注がれることになる。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

【関連記事】今オフにMLB挑戦と現地報道の今永昇太 MLB公式が「異次元の数字だ」と高評価した左腕の指標とは?

【関連記事】NPBで無双状態の山本由伸はメッツが「最適」? 米メディアが今オフの挑戦に熱視線「日本の天才投手が浮上を支える」

【関連記事】DeNA今永昇太の来季MLB移籍を米複数メディアが予想!カージナルスの補強候補との声も「イマナガは計画の一歩」