今週の土曜日は、東京競馬場でアルテミスステークス(GIII・芝1600m)が行われます。  昨年2着のリバティアイランドは、今年牝馬三冠を達成。一昨年の優勝馬サークルオブライフは阪神JF(GI)を制覇。3年前の優勝馬ソダシはGIで3勝を…

 今週の土曜日は、東京競馬場でアルテミスステークス(GIII・芝1600m)が行われます。

 昨年2着のリバティアイランドは、今年牝馬三冠を達成。一昨年の優勝馬サークルオブライフは阪神JF(GI)を制覇。3年前の優勝馬ソダシはGIで3勝を挙げており、近年のアルテミスSは今後のGI戦線における重要な一戦と言えるかと思います。

 今年も例年に負けず劣らずのメンバーが揃いました。注目は現役時代にオークス(GI)で2着に好走したチェッキーノを母に持つチェルヴィニアや兄弟にGIで活躍した馬が多数いるサフィラなど。その他にも新馬で強烈な末脚を見せたライトバック、新潟2歳S(GIII)で2着と好走したショウナンマヌエラなど素質、実力に富んだ馬が出走を予定していますので、どの馬が勝利を収めるのか。頭を悩ます日々が続きそうです。

 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。

【条件】
前走新馬戦に出走し3番人気以下
[0-0-0-17]複勝率0%
該当馬:エリカリーシャン、スティールブルー
(過去の該当馬:22年デインバランス2番人気4着、17年ウラヌスチャーム3番人気10着、14年シャルール2番人気8着)
※特に言及のない限り、データは過去10年間を対象にしています。

 上位人気が予想されるスティールブルーが該当しました。

 先述したように近年のアルテミスSは将来GIで活躍するほどの能力馬が出走してきます。そこで上位争いに持ち込むのは確かな素質、高い実力を備えている事が条件と言えます。

 新馬戦はどの馬も初めてのレースとなりますので、それまでの戦線では評価する事は出来ませんので血統や生産者、調教の動きなどが人気を左右する重要な要素となります。それはその馬の素質そのものを表していると言っても過言ではないでしょう。

 新馬戦で2番人気以上の支持を集められていない馬は、それほど高い素質に恵まれているわけではないため、それ以上の素質を秘める馬が多数出走するアルテミスSで結果を残せていないのではないかと考えられますので、今年も前走が新馬戦だった馬の人気には注意を払って予想を組み立てたいところです。

 重賞レースの参考に、是非お役立てください。