楽天で絶対的クローザーとして活躍してきた松井。そのポテンシャルは無限大だ。(C)CoCoKARAnext 日本球界屈指の…

楽天で絶対的クローザーとして活躍してきた松井。そのポテンシャルは無限大だ。(C)CoCoKARAnext

 日本球界屈指のクローザーが満を持して海を渡る決意をした。去る10月25日、楽天松井裕樹がメジャー移籍を前提として今季中に取得した海外フリーエージェント(FA)権を行使する考えを伝えたと、球団が公式に発表した。

 今月30日で28歳となる松井。年齢的にも、これが海外移籍の最初で最後のチャンスと挑戦を決断。楽天は残留交渉を重ねて慰留に努めてきたが、最後は本人の意思を尊重する形となった。

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 今の松井はまさに最盛期にあると言っていい。今季も今季は59登板で、2勝3敗、39セーブ、防御率1.57、奪三振率11.30と安定したパフォーマンスを披露。今年3月に行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では、ローリングス社製の公式球の滑りに苦戦した試合はあったが、侍ジャパンの世界一に寄与してもいた。

 メジャーリーグの移籍市場においても左腕は貴重だ。さらに投手の評価が高い日本球界で実績を積み上げてきたとなればなおさらだ。実際、松井は複数球団で垂涎の的となっている。

 とりわけ熱心と見られているのが、再建を目指している名門カージナルスだ。

 MLBのあらゆる移籍情報を発信している専門サイト『MLB Trade Rumors』は「わずか174センチ、74キロという小柄な身体でもマツイは注目に値する投手だ」と称賛。通算501登板で、防御率2.40、236セーブを挙げた実績を紹介したうえで、「彼が残してきた結果に異論を唱えるのは難しい」と絶賛。そして、今季にナショナル・リーグ中地区最下位と低迷した名門の寄せる関心について記している。

「2023年のカージナルスは投手が貧弱だったため、マツイ獲得への関心はなんら驚きではない。とりわけ彼らのブルペンの防御率は4.47(リーグ23位)と明らかに問題を抱えている。この冬はやるべきことがたくさんあり、先発ローテーションに3投手を加えることを最優先に目指しているが、ブルペンに左腕を加えるのも賢明なアップグレードと言えるだろう」

 FAでの海外移籍となるため、松井獲得に際したポスティングフィーは必要ない。そうした背景もふまえて同サイトは「マツイには不確実性も伴っている。それは彼自身の体躯とWBCで苦労したという公式球への対応だ」としたうえで、「だが、日本の隠れた逸材の発掘にそそられる球界関係者は少なくなく、開化する可能性は高い」と指摘。松井のポテンシャルの高さを強調した。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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