アジアパラ競技大会(中国/杭州)の車いすテニス競技は23日に開幕。27日には男子シングルス決勝が行われ、第1シードで世界ランク1位の小田凱人が第2シードで同8位の眞田卓を6-3, 7-5のストレートで破り、金メダルに輝くと共に来年のパリ・…

アジアパラ競技大会(中国/杭州)の車いすテニス競技は23日に開幕。27日には男子シングルス決勝が行われ、第1シードで世界ランク1位の小田凱人が第2シードで同8位の眞田卓を6-3, 7-5のストレートで破り、金メダルに輝くと共に来年のパリ・パラリンピックの出場権を獲得した。
新型コロナウイルスの影響により1年遅れの開催となった今大会。前週の木下グループ ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス(日本/東京、ハード、ATP500)で優勝を飾った17歳の小田は初戦となった2回戦で世界ランク51位のM・ビン ユスフ(マレーシア)、準々決勝で同21位のジ・ジェンシュ(中国)、準決勝で同10位の三木拓也を下し決勝進出を決めた。
準決勝に続き日本人対決となった決勝戦の第1セット、小田はファーストサービスが入ったときに77パーセントの確率でポイントを獲得。1度のブレークを許すも5度のダブルフォルトを犯した眞田から3度のブレークに成功し先行する。
続く第2セット、開始から3ゲームを連取されゲームカウント0-3とリードされた小田だったが、直後の第4ゲームから4ゲームを連取しリード。その後、互いに1度ずつブレークを奪い迎えた第12ゲーム、小田がここでブレークを奪い、1時間32分で勝利した。
また、同日に行われた3位決定戦では三木が世界ランク115位ドン・シュンジアン(中国)を6-3, 6-3のストレートで下し、銅メダルを掲げた。
なお、前日の女子シングルス決勝では第1シードで世界ランク2位の上地結衣が第2シードで同5位の朱珍珍(中国)を6-2, 6-0のストレートで下し、金メダルに輝くとともに、来年のパリ・パラリンピックの出場権を獲得している。