C.ルメール騎手がチェルヴィニア(牝2、美浦・木村哲也厩舎)でアルテミスステークス(2歳牝・GIII・芝1600m)の初制覇を狙う。  ルメール騎手はこれまでアルテミスSに7回騎乗。1番人気に3回、2番人気にも3回推されているが未勝利。…

 C.ルメール騎手がチェルヴィニア(牝2、美浦・木村哲也厩舎)でアルテミスステークス(2歳牝・GIII・芝1600m)の初制覇を狙う。

 ルメール騎手はこれまでアルテミスSに7回騎乗。1番人気に3回、2番人気にも3回推されているが未勝利。15年メジャーエンブレム、16年フローレスマジック、19年サンクテュエール、20年ククナでの2着が最高着順となっている。2歳牝馬の頂点を決める阪神JFでは2勝しているだけに、前哨戦で未勝利なのは意外といえるだろう。

 今年のパートナーはチェルヴィニアだ。6月東京の新馬は“クラシック候補”ボンドガールの2着に終わったが、続く8月新潟の未勝利で初勝利。それも馬なりで後続を6馬身突き放しての好時計勝ちだった。母チェッキーノ、半兄ノッキングポイントという血統面、そして過去2戦のレースぶりから、早くも桜花賞候補の声が上がるのは当然といえる。

 名手が今年こそ初制覇なるか。デビュー戦から3戦連続のタッグとなるパートナーをどのように勝利に導くのか、その手綱捌きに注目したい。