男子テニスのエルステ・バンク・オープン(オーストリア/ウィーン、室内ハード、ATP500)は24日にシングルス1回戦が行われたが、世界ランク35位のD・エヴァンス(イギリス)は第7シードのF・ティアフォー(アメリカ)に第1セット4-1とリ…

男子テニスのエルステ・バンク・オープン(オーストリア/ウィーン、室内ハード、ATP500)は24日にシングルス1回戦が行われたが、世界ランク35位のD・エヴァンス(イギリス)は第7シードのF・ティアフォー(アメリカ)に第1セット4-1とリードしたところで右脚を負傷し棄権を余儀なくされた。
>>【動画】痛々しい... エヴァンスが脚を負傷したポイント<<
33歳のエヴァンスは今季、8月のムバダラ・シティ・オープン(アメリカ/ワシントン、ハード、ATP500)で約2年半ぶりのツアー優勝を飾るなど好調を維持し、同月にはキャリアハイとなる世界ランク21位を記録していた。
エヴァンスがエルステ・バンク・オープンに出場するのは今回が4年連続4度目で、2020年大会ではベスト4、2022年大会ではベスト8進出を果たしている。
1回戦の第1セット、エヴァンスは序盤から安定したストロークで主導権を握り、第2ゲームで先にブレークに成功する。
しかし、4-1とエヴァンスがリードして迎えた第6ゲームの2ポイント目。ティアフォーの放ったドロップショットを追おうとしたエヴァンスは、突如苦悶の表情を浮かべ右脚をかばうようにしてベンチに下がった。
ベンチで右脚のふくらはぎ付近の治療を受けたエヴァンスだったが、治療中も声を出して痛がる様子をみせ、試合の続行が不可能となり棄権を余儀なくされた。
エヴァンスはベンチで目を潤ませながら、タオルを投げるなどし悔しさをにじませた。
一方、思わぬ形で2回戦に駒を進めたティアフォーは次戦で同89位のG・モンフィス(フランス)と同47位のD・アルトマイアー(ドイツ)の勝者と対戦する。