桜のエンブレムを胸にラグビーのワールドカップ(W杯)フランス大会で日本代表として戦った埼玉パナソニックワイルドナイツ(WK)の選手たちが23日、拠点とする埼玉県熊谷市の市役所を訪れ、小林哲也市長に大会の報告をした。 報告したのは、WKから…

 桜のエンブレムを胸にラグビーのワールドカップ(W杯)フランス大会で日本代表として戦った埼玉パナソニックワイルドナイツ(WK)の選手たちが23日、拠点とする埼玉県熊谷市の市役所を訪れ、小林哲也市長に大会の報告をした。

 報告したのは、WKから代表に選出された11選手のうち、稲垣啓太、バル・アサエリ愛、堀江翔太、坂手淳史、福井翔大、松田力也、長田智希の7選手。

 2大会連続の8強を逃したが、WK主将の坂手選手は「熊谷からも多くのファンが現地に来てくれ、支えられていることを痛感した」とあいさつ。稲垣選手は「(対戦チームの)スクラムの圧力が違った。慣れるまで時間がかかった」。正智深谷高出身のバル選手は「日本代表としてみんなと一緒に戦うことは誇り」とし、20本あったキック機会のうち19本を決めた松田選手は「テストマッチでたくさん外し、逆に開き直ることができた」などと大会を振り返った。

 アルゼンチンとの1次リーグ最終戦をスタンドから応援した小林市長は激しい戦いを思い起こしながら、「本当にお疲れ様でした。あの経験を(12月開幕の)リーグワンで生かし、(初代王者になった昨年よりも)来年はもっと長いパレードをしてもらいたいと思います」と述べ、報告会を締めくくった。(猪瀬明博)