見逃し配信:https://youtu.be/zUCfoq4F7ks

10月14日放送の『卓球ジャパン!』は、第5回パリ五輪日本代表選考会での伊藤美誠(スターツ)vs平野美宇(木下グループ)の1戦をプレイバック。フルゲームまでもつれ込んだ大激戦をMC武井壮&平野早矢香がDEEPに掘り下げた。

女子日本代表選考レースは早田ひな(日本生命)がトップを独走し、2位以上に与えられるシングルス枠をかけてデッドヒートを繰り広げるのが平野美宇と伊藤美誠。

大会直前のポイントは2位の平野が312ポイント、3位の伊藤が275.5ポイントで、その差は36.5ポイント。そんな2人の直接対決が準決勝で実現した。

第3ゲーム序盤、決まったと思われたボールを平野が巧みなミドル処理で返球した際には「この1球はすごく大きいですね。伊藤選手からするとダメージのある1点」と平野早矢香はコメント。

試合を見ながら「伊藤選手の天才感がないんですよ。平野選手がしっかりと抑え込んでる感がある」と武井壮。

伊藤と言えば、多彩なサーブ・レシーブで相手を翻弄し、スマッシュで得点を重ねるプレーが印象的だが、この試合ではなかなか持ち味を出すことができない。

バック対バックの優位性に加えて、もうひとつ平野のプレーでポイントになったのがサーブ・レシーブの単純化だ。できる限りシンプルなボールにして伊藤に変化をつけさせず、得意のラリー戦に持ち込む作戦が功を奏している。

「トータルの状態と質とかいろんなものを考えた時に、この試合は平野選手の試合だなってずっと思っていました」(平野早矢香)