女子テニスの最終戦WTAエリート・トロフィー(中国/珠海、ハード)は24日にシングルスの予選ラウンドロビン・グループ カメリアの第1戦が行われ、第8シードのB・ハダッド=マイア(ブラジル)が第2シードのM・キーズ(アメリカ)を6-4, 6…

女子テニスの最終戦WTAエリート・トロフィー(中国/珠海、ハード)は24日にシングルスの予選ラウンドロビン・グループ カメリアの第1戦が行われ、第8シードのB・ハダッド=マイア(ブラジル)が第2シードのM・キーズ(アメリカ)を6-4, 6-4のストレートで破り、初戦を白星で飾った。試合後、ハダッド=マイアは応援に訪れた観客に感謝を述べた。
同大会は年間上位8選手が出場できる最終戦GNPセグロス・WTAファイナルズ(メキシコ/カンクン、ハード)の出場権を獲得できなかった上位選手とワイルドカード(主催者推薦)が与えられた選手によって争われる最終戦。
シングルスは12名が3名4組に分かれ予選を戦い決勝トーナメント進出を争う。
同大会は中国の珠海で2015年から行われており、今年は2019年以来4年ぶりの開催となった。
今大会のシングルスのオープニングマッチとなったこの試合の第1セット、ハダッド=マイアは第2ゲームで先にブレークを果たしたものの、第7ゲームでブレークバックを許す。それでも終盤の第10ゲームで再びブレークポイントを握ると、最後はキーズのフォアハンドのミスを誘い先行する。
続く第2セット、ファーストサービス時に84パーセントの確率でポイントを獲得したハダッド=マイアはキーズにブレークを許さず、リターンゲームでは第10ゲームでマッチポイントとなるブレークポイントを握ると、最後はリターンエースを決め勝利を掴んだ。
試合後のオンコートインタビューでハダッド=マイアは集まった観客に感謝を述べた。
「応援に来てくれたみんなに感謝したい。ここにいることはとても特別な感じがする。私は自分の国からみて地球の正反対にいる。でも珠海に来られてとても幸せ。皆さんが女子テニスを応援してくれていてとてもうれしいわ」
ハダッド=マイアとキーズは次戦で第9シードのC・ガルシア(フランス)と対戦する。
【シングルス出場選手と組み分け】
※数字はシード順位、WCはワイルドカード
・グループ アザリア
1 B・クレチコバ(チェコ)
6 D・カサトキナ
11 M・リネッタ(ポーランド)
・グループ カメリア
2 キーズ
8 ハダッド=マイア
9 ガルシア
・グループ オーキッド
3 J・オスタペンコ(ラトビア)
7 ジャン・チンウェン(中国)
10 D・ヴェキッチ(クロアチア)
・グループ ローズ
4 L・サムソノヴァ
5 V・クデルメトバ
12(WC) ヂュー・リン(中国)