アルゼンチン代表のリオネル・メッシが23日、自身のInstagramを更新。インテル・マイアミに移籍した今シーズンを振り返った。 この投稿をInstagramで見る Leo Messi(@leomess…

アルゼンチン代表のリオネル・メッシが23日、自身のInstagramを更新。インテル・マイアミに移籍した今シーズンを振り返った。

メッシは22-23シーズン限りで2シーズンを過ごしたパリ・サンジェルマンを、契約満了で退団。無所属となったメッシは、ユース時代から長年過ごしていたバルセロナへの復帰の報道が過熱するなど、去就が注目されていた。

 

そして7月15日、元イングランド代表・ベッカム氏が共同オーナーを務める。MLS(メジャーリーグサッカー)に所属する、インテル・マイアミへの移籍が発表された。契約期間は2年半、年棒はMLS最高額の約29億6000万円だ。当時MLSで最下位に沈んでいた同チームへの移籍に、ファンからは疑問の声も多く上がった。

しかし、加入発表のツイートには約31万件のいいねが寄せられており、ワールドカップを制した神の子の加入に全世界が注目。インテル・マイアミは翌日、メッシと同じくユース時代からバルセロナでプレーしたセルヒオ・ブスケツの移籍を発表するなど、一躍時のチームとなった。

 

迎えた7月22日、おなじみの背番号『10』を背負ったメッシはリーグカップ、クルス・アスル戦で初のベンチ入りを果たすと、後半9分に初出場を果たす。試合は1対1のドローで終了かと思われたが、後半94分。インテル・マイアミが良い位置でフリーキックを獲得をすると、チームは数々の大舞台でフリーキッカーを務めたメッシにボールを託した。黄金の左足からボールはきれいな弧を描き、キーパーは一歩も動けず。放たれたボールは見事にゴール左隅に吸いこまれ、この1点をきっちりと守りきりったチームは勝利した。

神の子らしい鮮烈なデビュー戦を飾ったメッシはその後も順調に得点を積み重ねると、チームはそれに応えるように勝利を重ねる。追い風が吹くように、リーグカップ・ベスト32の前には、長年バルセロナで活躍したジョルディ・アルバが加入。メッシらスターを引き連れたインテル・マイアミは、とうとう決勝にたどり着いた。

迎たリーグカップ・決勝ナッシュビルとの一戦、インテル・マイアミはメッシの得点で先制するも、後半に追いつかれ勝負はPK戦に。11人目にまでもつれ込んだ激闘のPK戦は、インテル・マイアミのキーパー・ドレイク・カレンダーのセーブでインテル・マイアミが勝利。

まるで沈没船のように沈んだチームは、キャプテン・メッシを筆頭に勝利を重ね、チーム初のタイトルへとたどり着いた。この時メッシは7試合10ゴール1アシストを記録。加入後7試合連続ゴール、リーグカップの得点王に輝いていた。

自身の優勝カップコレクションに44個目のトロフィーを追加したメッシは、その後リーグ戦にも出場。代表活動中のけがでの離脱もあったが、最終的にリーグ戦終了までに6試合を戦い、1ゴール2アシストを記録。ゲームクリエイト面でも良いスタッツを残すなど、数字では表せない活躍も多くみられた。

しかし、目標としていたプレーオフ出場圏内のカンファレンス上位9チームに入ることはできず、今シーズンは終了となったインテル・マイアミ。だが、メッシが「プレーオフでは最後の瞬間まで出場権を争うことができた」と語るように、チームが出場権争いにまで持ち込んだことは、素晴らしい功績といえる。

 

投稿の最後には、「来年はさらに競争力を高めるために、すべての良いこと、そして何よりも向上心を持ち続けます。」「いつも応援してくれるクラブのみんなとマイアミの街に感謝したい。」と来シーズンに向け意気込むとともに、ファンへの感謝を口にしたメッシ。

 

この投稿にファンからは

「レオ、愛してる❤️」

「ありがとう、メッシ最高!!」

「君はGOATだ」

「私たちのキャプテン💯⚽️🥇🐐」

など、コメントが多数寄せられた。

 

36歳になった今も活躍を続ける、リオネル・メッシ。サッカー界の生ける伝説と、快進撃を続ける北中米の銀河系のコンビは、これからもサッカーファンに夢を見せ続けるだろう。