10月23日、川崎フロンターレの鬼木達監督と遠野大弥がBGスタジアムで行われた前日会見に挑んだ。その会見後の姿が、ファ…

 10月23日、川崎フロンターレ鬼木達監督と遠野大弥がBGスタジアムで行われた前日会見に挑んだ。その会見後の姿が、ファン・サポーターの心を掴んでいる。

 24日、ACL第3戦として川崎フロンターレはパトゥム・ユナイテッドと対戦する。タイ王者を相手にアウェイで迎える難しい試合となるが、うれしい出来事もある。それは、かつての“戦友”との再会だ。

 今年6月21日、チャナティップは1年半所属していた川崎フロンターレから母国クラブであるパトゥムへの完全移籍を発表。帰国の際には、空港まで多くの選手が駆け付けるほどに愛された存在だった。

 それは鬼木監督も同様で、その空港にチャナティップが向かう直前、川崎市内のコンビニで時間を合わせて最後の挨拶をしていたほどだった。そのときの指揮官の気持ちを尋ねると、「帰る前にもう1回会いたい」と言葉にしていた。

 23日の会見後、鬼木監督は「チャナは(来るよね)?」と周囲に何度か確認。会見場の入り口で教え子を待った。廊下をのぞき込む仕草を何度も見せ、再会を待ちわびたのだ。

■「そわそわ鬼さんかわいいな」

 その様子をエックス(旧ツイッター)で報告すると、以下のような声が。
「そわそわ鬼さんかわいいな」
「すき チャナに会いたい鬼さん、愛に溢れてて泣きそう」
「鬼さん」

 その姿は、ファン・サポーターの心を揺さぶっていた。

 その後、関係者に「5分ほどかかります」と言われたことで控室へと戻ることを促され、一時、退室。そして今度はエレベーターの前で待っていた。

 いざ再会すると、鬼木監督はチャナティップの手を取って笑顔に。会見の際に警戒・注目選手を尋ねると、迷わず「チャナ」と口にした指揮官。24日の試合でチャナティップは恩師の前でどのようなプレーを見せるのか。そして、サポーターとどのような再会を果たすのか。大きな見どころとなりそうだ。

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