WTTコンテンダーアンタルヤ(2023年10月16日~22日/トルコ)が行われ、女子シングルスで早田ひな(日本生命)が優勝。また張本智和(智和企画)と組んだ混合ダブルスも制し、早田は2冠を達成した。前週のWTTコンテンダーマスカットで今季2…

WTTコンテンダーアンタルヤ(2023年10月16日~22日/トルコ)が行われ、女子シングルスで早田ひな(日本生命)が優勝。また張本智和(智和企画)と組んだ混合ダブルスも制し、早田は2冠を達成した。

前週のWTTコンテンダーマスカットで今季2度目の優勝を果たした早田は第1シードとして臨んだ今大会も好調ぶりを発揮。

序盤から危なげなく勝ち上がると、準決勝では成長著しい張本美和(木下アカデミー)の挑戦を退け、決勝ではドイツのカットマンをストレートで撃破。2大会連続、今季3度目の優勝となった。

混合ダブルスで安定したコンビネーションを見せたダブルス世界ランク2位の張本/早田ペア。今季WTTではまだ優勝がなかったが、決勝でフランスの若手ペアを下し、うれしい初優勝となった。

15歳の張本美和は前週に続き2大会連続の女子シングルス4強入り。早田とも互角のラリーを繰り広げたがあと一歩及ばなかった。

張本美和 Photo:World Table Tennis

また16歳の松島輝空(木下アカデミー)は、1・2回戦を突破して準々決勝で東京五輪銅メダリストのオフチャロフと対戦。8月のWTTコンテンダーリオでは勝利をあげている相手だが今回は2-3で惜敗となった。

全日本チャンピオンの戸上隼輔(明治大学)は2回戦で篠塚大登(愛知工業大学)との日本人対決を制すと、準々決勝では強豪ドイツの主力・フランツィスカにストレート勝ち。続く準決勝ではオフチャロフに敗れたがベスト4という好成績を残した。

戸上隼輔 Photo:World Table Tennis

【各種目結果】
●男子シングルス
優勝:F.ルブラン(フランス)
準優勝:オフチャロフ(ドイツ)
3位:戸上隼輔(日本)、シェルベリ(スウェーデン)

●女子シングルス
優勝:早田ひな(日本)
準優勝:ハン・イン(ドイツ)
3位:張本美和(日本)、ディアコヌ(ルーマニア)

●男子ダブルス
優勝:イム・ジョンフン/アン・ジェヒョン(韓国)
準優勝:マヨロシュ/エチェキ(ハンガリー)
3位:フランツェスカ/ドゥダ(ドイツ)、シェルベリ/カールソン(スウェーデン)

●女子ダブルス
優勝:オラワン/スターシニー(タイ)
準優勝:シャオ・マリア(スペイン)/ ディアコヌ(ルーマニア)
3位:ドラゴマン/サマラ(ルーマニア)、ルッツ(フランス)/バラージョバ(スロバキア)

●混合ダブルス
優勝:張本智和/早田ひな(日本)
準優勝:F.ルブラン/パバド(フランス)
3位:イオネスク/ セーチ(ルーマニア)、ロブレス/シャオ・マリア(スペイン)

張本智和/早田ひな Photo:World Table Tennis

【日本選手の結果】
●男子シングルス
戸上隼輔【ベスト4】0-3 オフチャロフ(ドイツ)
松島輝空【ベスト8】2-3 オフチャロフ(ドイツ)
篠塚大登【2回戦敗退/ベスト16】1-3 戸上隼輔

●女子シングルス
早田ひな【優勝】4-0 ハン・イン(ドイツ)
張本美和【ベスト4】1-3 早田ひな
長﨑美柚【2回戦敗退/ベスト16】2-3 オラワン(タイ)

●男子ダブルス
篠塚大登/戸上隼輔【ベスト8】2-3 マヨロシュ/エチェキ(ハンガリー)

●女子ダブルス
※日本選手のエントリーは無し

●混合ダブルス
張本智和/早田ひな【優勝】3-1 F.ルブラン/パバド(フランス)

松島輝空 Photo:World Table Tennis