29日、東京競馬場でハイレベルなメンバーが集う第168回天皇賞・秋(GI、東京芝2000m)が行われる。 今年は昨年に続く連覇を狙うキタサンブラック産駒イクイノックス、そのイクイノックスを下してダービー馬となったハーツクライ産駒ドウデュース…

29日、東京競馬場でハイレベルなメンバーが集う第168回天皇賞・秋(GI、東京芝2000m)が行われる。

今年は昨年に続く連覇を狙うキタサンブラック産駒イクイノックス、そのイクイノックスを下してダービー馬となったハーツクライ産駒ドウデュース、川田将雅騎乗のディープインパクト産駒プログノーシス、ドゥラメンテ産駒の牝馬二冠馬スターズオンアース(※回避)など、多彩な血統構成の馬が集結した。

◆【天皇賞秋2023特集】予想に役立つ馬券攻略ガイド 出走予定馬、予想オッズ、過去10年データ・傾向、追い切りetc.

ここでは馬券検討のヒントとなる「血統」で本競走を攻略する。

■モーリス産駒は東京芝2000mでハイアベレージ

過去5年、東京芝2000mの最多33勝は【33.37.31.174】のディープインパクト。本レースでもコントレイル、フィエールマン、グランアレグリアなど錚々たる顔ぶれが好走している。

これに続くのは【18.21.18.127】のハーツクライ、次点は【16.9.5.58】のキングカメハメハ。【10.7.4.19】のモーリス、さらには【10.5.6.41】のエピファネイアと続く。

注目すべきはモーリス産駒。2020年デビューの種牡馬ゆえ母数は少ないものの、過去5年の血統データで上位にランクインをはたした。馬券内率52.5%と群を抜く成績を残しており、ここは買いと見た。

■母父ミスタープロスペクター系の血が激走を後押し

今年出走予定のモーリス産駒はジャックドール、ノースブリッジ。今回はこの2頭を考察する。

父モーリス×母父アンブライドルズソングのジャックドール。東京芝2000mで馬券内率50%オーバーの父はもちろんのこと、ミスタープロスペクター系にルーツを持つ母父アンブライドルズソングのひと押しは見逃せない。父モーリス×母父ミスタープロスペクター系該当馬の東京芝2000m成績は【6.1.0.7】単勝回収率152%。昨年はやや中途半端な競馬での4着に終わったが、2勝を挙げる舞台でリベンジを成し遂げる可能性は高いと見た。

もう1頭のノースブリッジも母父ミスタープロスペクター該当馬。今回は距離短縮ローテでの参戦となるが、父モーリス×母父ミスタープロスペクター×距離短縮ローテ該当馬は東京芝2000mで単勝回収率305%と驚異的な数字を叩き出している。人気薄が予想される今回、大駆けの期待を託したくなる穴馬候補だ。

◆【天皇賞秋2023特集】予想に役立つ馬券攻略ガイド 出走予定馬、予想オッズ、過去10年データ・傾向、追い切りetc.

◆【天皇賞秋2023予想/脚質傾向】その豪脚はイクイノックスと同等 「7/10」勝ち馬輩出のデータとは?

◆【天皇賞秋2023予想/前走ローテ】ドウデュースに「0.0.0.4」 “押さえるべき”想定9人気以下の穴馬

(SPREAD編集部)