男子テニスの木下グループ ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス(日本/東京、ハード、ATP500)は21日、シングルス準決勝が行われ、世界ランク19位のB・シェルトン(アメリカ)が予選を勝ち上がった同79位のM・ギロン(アメリカ)…

男子テニスの木下グループ ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス(日本/東京、ハード、ATP500)は21日、シングルス準決勝が行われ、世界ランク19位のB・シェルトン(アメリカ)が予選を勝ち上がった同79位のM・ギロン(アメリカ)を6-7 (2-7), 7-6 (7-5), 6-4の逆転で破り、ツアー大会初の決勝進出を果たすと共にキャリア初優勝に王手をかけた。
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両者は2度目の顔合わせでギロンの1勝。初対戦はデルレイビーチ・オープン(アメリカ/デルレイビーチ、ハード、ATP250)1回戦であり、ギロンが6-4, 6-4のストレート勝ちを収めている。
21歳のシェルトンは今大会、1回戦で世界ランク97位のダニエル太郎、2回戦で同60位のJ・トンプソン(オーストラリア)、準々決勝で第5シードのT・ポール(アメリカ)を破り4強入りした。
この日の第1セット、第7ゲームでシェルトンは強烈なフォアハンドショットからブレークチャンスを掴む。するとギロンがダブルスフォルトを犯しブレークに成功。直後の第8ゲームではギロンにブレークバックのチャンスを握られるも強烈なサービスエースを決めるなどしキープする。
しかし、シェルトンはサービング・フォー・ザ・セットとなった第10ゲーム、ダブルフォルトを犯すなどミスが出ると最後はギロンの強烈なリターンエースが決まりブレークバックを許す。その後は互いにサービスをキープしタイブレークに突入。
タイブレーク、2-0とポイント先行したシェルトンだったがミスが出るとそれを逃さなかったギロンに一気に7ポイントを連取され先行される。
続く第2セット、サーブが安定しないシェルトンは2度のブレークを許しゲームカウント2-5とリードを許す。しかし、シェルトンは2度のサービング・フォー・ザ・マッチをしのぎ土壇場で追いつく。
その後、第12ゲームで40-0とし3度のセットポイントをとなるブレークポイントを握ったシェルトンだが活かせず再びタイブレークへ。先にミニブレークを許したシェルトンだったが、その後2度のミニブレークに成功し1セットオールに追いつく。
迎えたファイナルセット、第2ゲームで3度のブレークポイントを凌いだシェルトン。第7ゲームでは粘りを見せブレークチャンスを掴むと最後はギロンのボールが外れブレークに成功する。
そしてサービング・フォー・ザ・マッチとなった第10ゲーム、積極的にネットに出るシェルトンだがギロンにパッシングショットを決められるなどしブレークバックのチャンスを握られる。それでも強烈なフォアハンドショットとボレーで凌ぐと最後は強烈なサービスエースを決め、2時間50分の激闘を制した。
勝利したシェルトンは決勝戦、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク215位の望月慎太郎と同50位のA・カラツェフのどちらかと対戦する。
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