今週の武豊騎手は土日ともに京都で、土曜5鞍、日曜7鞍の計12鞍に騎乗する。  日曜京都11Rの菊花賞(3歳牡牝・GI・芝3000m)ではファントムシーフ(牡3、栗東・西村真幸厩舎)に騎乗する。共同通信杯を制し、皐月賞でも3着の実力馬。武…

 今週の武豊騎手は土日ともに京都で、土曜5鞍、日曜7鞍の計12鞍に騎乗する。

 日曜京都11Rの菊花賞(3歳牡牝・GI・芝3000m)ではファントムシーフ(牡3、栗東・西村真幸厩舎)に騎乗する。共同通信杯を制し、皐月賞でも3着の実力馬。武豊騎手は前々走の日本ダービーからコンビを組み、ここは展開不向きもあって0秒4差の8着。秋初戦の神戸新聞杯では一転して逃げたが、ゴール前でサトノグランツ、サヴォーナに捕まって、0秒1差の3着だった。

 武豊騎手はこれまで菊花賞に32回騎乗。88年スーパークリーク、96年ダンスインザダーク、00年エアシャカール、05年ディープインパクト、19年ワールドプレミアで現役最多の5勝を挙げている。春2冠で先着を許したソールオリエンス、タスティエーラに対し、どういった策で逆転を狙うのか。名手の手綱捌きに注目したい。

 また、土曜京都5Rの2歳新馬(芝1600m)ではオフトレイル(牡2、栗東・吉村圭司厩舎)とコンビを組む。13年の英チャンピオンSを制したファーの産駒。CWコースと坂路を併用して乗り込まれ、上々の時計をマークしている。攻め通りに走れば、好勝負が期待できそうだ。