高田秋が菊花賞を予想！ ソールオリエンス、タスティエーラより「スタミナ血統の持ち主」に注目

『BSイレブン競馬中継』（BS11）の土曜レギュラーをはじめ、自身のYouTubeチャンネルでも予想企画を行なうなど、競馬好きとして知られるモデル・タレントの高田秋（しゅう）さん。10月22日に行なわれるＧⅠ菊花賞（京都・芝3000m）について、気になる馬を挙げてもらった。

競馬とお酒をこよなく愛する高田秋さん

【２強を推せない理由】

高田秋　先週の秋華賞（京都・芝2000m）は、リバティアイランドがすばらしい競馬で牝馬三冠を達成しましたね。私の予想はというと、もちろんこの馬は入れていたのですが、本命にしていたドゥーラが４着。３着のハーパーとはハナ差の接戦だったものの、馬券圏内に届きませんでした。

　それでも、予想した馬が上位に来ていることは前向きに捉えたいと思います！　なにより秋のＧⅠはまだ序盤戦。ここから調子を上げていきたいです。

　ということで、今週は３歳牡馬の三冠最終戦となる菊花賞。上位人気は、皐月賞馬のソールオリエンスと、ダービー馬のタスティエーラという春の二冠を分け合った馬が支持され、そのあとに前哨戦のＧⅡ神戸新聞杯（阪神・芝2400m）を快勝したサトノグランツが来そうですね。

　個人的には、ダービーから直行で挑むタスティエーラは少し評価を落とそうかなと思っています。最近は、直行でＧⅠを勝つことが当たり前になってきていますが、ダービーから菊花賞に直行して好走した例はありませんし、そもそもこのローテーションで挑んだ馬自体が少ないですよね。それだけ難しい臨戦過程だという気がするので、割り引きたいと思います。

　一方、ソールオリエンスは前哨戦のＧⅡ朝日セントライト記念（中山・芝2200m）を使ってきましたし、結果は２着だったとはいえ、悪くない内容でした。ただ、私のなかでどこか本命に推しきれない気持ちがあるのも事実です。

【スタミナ血統に注目】

　だとすると、この２頭よりはサトノグランツのほうに気持ちが傾いています。春にはＧⅡ京都新聞杯（京都・芝2200m）を勝ち、さらに前走の神戸新聞杯でも鋭い切れ味で重賞２勝目を挙げました。実力は間違いないですよね。ダービーは11着に敗れていますが、大外18番枠だったのも響いたと思います。

　何よりも、3000mの菊花賞はやっぱりスタミナが大事。そう考えた時、お父さんのサトノダイヤモンドがこの舞台を制しているのは心強いです。上位人気のなかでは、この馬を推したいと思います！

　次に気になるのは、ハーツコンチェルトです。この馬のお父さんはハーツクライということで、じつはまだ産駒が菊花賞を制したことはないのですが、スタミナ勝負に強い血統というイメージがあります。

　ダービーでは、勝ち馬タスティエーラとタイム差なしの３着に健闘しましたし、前走の神戸新聞杯も５着とはいえ、１着サトノグランツとはコンマ１秒差。巻き返す可能性は十分にあるのではないでしょうか。

【大駆けに期待する馬は？】

　そのほか、同じくハーツクライ産駒ということもあって気になるのが、ダノントルネードですね。

　前走は、８月に３勝クラスの日本海Ｓ（新潟・芝2200m）を走って８着に敗れているのですが、その前は京都新聞杯でサトノグランツとクビ差の接戦を演じて２着に入っているんですよね。舞台も今回と同じ京都競馬場でしたし、この時の力を出すことができれば、上位に入ってくる可能性もあるんじゃないかな、と。

　３着までなら十分にありそうなので、狙ってみたいと思います！　わずかに届かず４着......なんて結末も考えられますが（笑）。

　そして最後に挙げておきたいのが、トップナイフですね。ダービーでも注目していた１頭で、これまで応援してきた馬は"追い続ける"という自分の信念に従い、ここでも名前を挙げたいと思います。

　前走のＧⅡ札幌記念（札幌・芝2000m）では２着に好走していますし、レースぶりのうまさはもともと定評があります。3000mの長丁場になって、その強みが活きるのではないでしょうか。大駆けに期待したいですね。

　菊花賞で馬券を当てて、来週のＧⅠ天皇賞・秋をはじめ、今後のレースへと勢いをつけたいところ。ここで挙げた馬たちがすばらしい走りを見せてくれることを願っています！

【profile】
高田 秋　たかだ・しゅう　
1991年９月23日、北海道生まれ。モデル・タレント。競馬のほか、大のお酒好きで唎酒師・日本酒品質鑑定士の資格を取得している。『BSイレブン競馬中継』（BS11）、『町中華で飲ろうぜ』（BS-TBS）、『高田秋のFEEL SHU NICE!』（ラジオ日本）などに出演。自身のYouTubeチャンネルでも、お酒や競馬などをテーマに情報発信中。