前走札幌記念で重賞2勝目を挙げたプログノーシス(栗東・中内田充正厩舎)。次走は国内では初めての挑戦となるGI、天皇賞(秋)(10月29日・東京芝2000m)への参戦を予定。今朝19日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。  朝一番…

 前走札幌記念で重賞2勝目を挙げたプログノーシス(栗東・中内田充正厩舎)。次走は国内では初めての挑戦となるGI、天皇賞(秋)(10月29日・東京芝2000m)への参戦を予定。今朝19日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。

 朝一番のCW。川田将雅騎手が跨り、アウサンガテを追走する形で6F標識を通過するところでは3馬身くらいの差だった。道中は行きたがるという様子もなく、しっかり脚をためた形で向正面を流して、3コーナーへと入っていく。

 4コーナーを抜けて最後の直線に向くと、しっかり加速。ラスト2F標識を過ぎて、前との差をぐんぐん詰めていくと、ラスト1F標識付近で並ぶ間もなく交わしていき、楽々と先着。体全体を使った、推進力のある、素晴らしい走りでフィニッシュした。

 時計は6F83.9-5F68.6-4F53.6-3F37.6-2F22.5-1F11.3秒。もともと追い切りでは速い時計も出るタイプではあるが、ゴール前の余力ある雰囲気で2F22.5秒はさすがは前走重賞を勝っている勢いのある馬という感じ。相手関係が超強力になることは間違いないが、その壁に跳ね返されるようなことはなさそうな状態にあるのではないだろうか。

(取材・文:井内利彰)