皐月賞馬のソールオリエンス(牡3、美浦・手塚貴久厩舎)が、菊花賞(3歳牡牝・GI・芝3000m)で2冠制覇を目指す。  ソールオリエンスは父キタサンブラック、母スキア、母の父Motivatorの血統。20年の富士Sを制し、21年のドバイ…

 皐月賞馬のソールオリエンス(牡3、美浦・手塚貴久厩舎)が、菊花賞(3歳牡牝・GI・芝3000m)で2冠制覇を目指す。

 ソールオリエンスは父キタサンブラック、母スキア、母の父Motivatorの血統。20年の富士Sを制し、21年のドバイターフで2着だったヴァンドギャルドの半弟となる。ここまで5戦3勝。新馬から京成杯、皐月賞と無傷の3連勝でクラシック制覇。続く日本ダービーはタスティエーラにクビ差届かず、悔しい初黒星となったが、十二分に力を示す内容だった。その後はリフレッシュ放牧を挟んでセントライト記念へ。ここはレーベンスティールから1馬身3/4差の2着だったが、勝ち馬とは通ったコースの内外の差が出たもの。3着のシャザーンには1馬身1/4差を付けており、秋初戦としては合格点といえる走りだった。

 ここを勝てば、86年以降では87年サクラスターオー、98年セイウンスカイ、00年エアシャカール、12年ゴールドシップに続き、11年ぶり5頭目となる皐月賞&菊花賞の変則2冠制覇。そして父キタサンブラックとの父仔制覇となる。タスティエーラを倒し、世代の頂点に返り咲くためにも、負けられない一戦となる。