第19回アジア競技大会(2022/杭州)で2大会連続3度目の優勝を果たした日本女子代表。ジェフユナイテッド市原・市原レディースから選出されたFW千葉玲海菜は12日から千葉市内で行われたチーム練習に合流した。 千葉は「金メダルを持って帰…

第19回アジア競技大会(2022/杭州)で2大会連続3度目の優勝を果たした日本女子代表。ジェフユナイテッド市原・市原レディースから選出されたFW千葉玲海菜は12日から千葉市内で行われたチーム練習に合流した。

千葉は「金メダルを持って帰れたことは嬉しい。そして安心した部分もあります。プレッシャーもありましたが、ここで金を取れば自分の自信にもつなげられると思っていたので、金を取れて自信につながりました」と笑顔で話した。

そして金メダルを首にかけた瞬間について「いざもらってみると重くて(笑)。ただ色々な意味でこの色に辿り着くことができて本当に良かったと思っています」と口にした。

若手メンバーも多い中で、中堅選手としてチームを引っ張り、チーム最多タイとなる7得点を記録。これがなでしこジャパンの池田太監督に評価され、10月26日~11月1日にウズベキスタンで行われるパリ五輪アジア2次予選に臨むメンバーに選ばれた。

千葉は「前回のワールドカップでは出場機会が少なかったことは自分の実力。アピールしたいと思っていたので実ったことは良かった。まだまだここからだと思っていますし、この経験を生かし定着できるようにしたいです」と話した。

とはいえ、パリ五輪出場は狭き門だ。参加できるのは12チームのみ。アジア枠はわずか2つしかなく、2次予選を勝ち上がった4チームが来年2月下旬に行われる最終予選で、2チームずつ2組に分かれてホーム&アウェー方式で戦い、各組の勝利チームが五輪切符を得るのだ。

千葉は「自分の長所を出して得点に絡み、少ないチャンスを決め切る選手になりたいです」と力強い口調で言った。

ここで得た自信を胸に、千葉はなでしこジャパンをパリ五輪へと導く。