“アジア4連覇”をやってのけた韓国ナイン。彼らが試合直後に見せたパフォーマンスが話題となっている。(C)Getty Im…

“アジア4連覇”をやってのけた韓国ナイン。彼らが試合直後に見せたパフォーマンスが話題となっている。(C)Getty Images
“アジアの頂点”を決める戦いで見られた韓国代表戦士の行動が物議を醸している。今月8日まで約1か月にわたって中国・杭州で開催されたアジア大会の野球で実施された決勝でのそれだ。
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各競技で熱戦が続いたなかで、野球では台湾を2-0と破った韓国が4連覇を達成。選手たちは金メダル獲得とともに、兵役免除の権利を手にした勝利に快哉を叫んだ。
試合後に監督やコーチを含めて一様に笑顔を浮かべた。そのなかで注目を集めたのは、23歳の若手投手ウォン・テインらが見せた行動である。マウンド付近で喜びに浸っていた際に、韓国国旗を突き立てようと試みたのである。
当該選手はマウンド上で大会スタッフに注意を受けたために、国旗を立てられはしなかった。それでも韓国選手の行動は一部の野球ファンやメディアから反感を買っている。なにせ、同様の行動は過去に猛烈な批判を浴びていたからだ。
2006年のWBC第1大会・2次ラウンドで、韓国は日本に勝利。喜びのあまり、選手たちは韓国国旗を立てた。無論、日本側にしてみれば屈辱以外の何物でもない。当時の絶対的な主軸だったイチローは「野球人生でもっとも屈辱的な日」と怒りを表明。海外メディアも挑発的かつ非紳士的な振る舞いを糾弾した。
そんな過去に遺恨も残していた問題行動について、対峙した台湾のニュースサイト『三立新聞網』は「マウンドに旗を立てられなかった何人かの韓国の選手たちは『同じことをやろう』と考えていた」と指摘。問題となったシーンについて「健闘を称えあった選手間でいがみ合うようなことはなかったが、韓国の選手の試みはスタッフによって止められ、失敗に終わった」と振り返っている。
世界的にバッシングを受けた行いを再びやろうとした韓国代表。最終的に大会スタッフに止められたものの、彼らの挑発的な試みには違和感を覚えずにいられない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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