ツインズのバートロ・コロン投手が、17年の時を経てかつて対戦した選手の息子と対峙するという“珍事”があった。■驚異の新人ベリンジャーを2打数無安打、2000年には父親クレイとも対峙 ツインズのバートロ・コロン投手が、17年の時を経てかつて対…

ツインズのバートロ・コロン投手が、17年の時を経てかつて対戦した選手の息子と対峙するという“珍事”があった。

■驚異の新人ベリンジャーを2打数無安打、2000年には父親クレイとも対峙

 ツインズのバートロ・コロン投手が、17年の時を経てかつて対戦した選手の息子と対峙するという“珍事”があった。

 今季、ブレーブスで開幕を迎えたコロンは不振で戦力外に。一時、マーリンズのイチロー外野手がメジャー最年長選手となっていたが、コロンはツインズとマイナー契約を結ぶと、今月18日(日本時間19日)に“デビュー”。メジャー最年長選手に返り咲いた。

 そして、ツインズで迎えた2度目の登板で、そのキャリアの長さ故に“親子2人と対戦”という出来事が起こった。0-0で迎えた2回の先頭打者は、鮮烈な活躍を続ける驚異の新人ベリンジャー。コロンは左飛に仕留めると、4回の2度目の対戦でも右飛に打ち取った。

 この22歳差の対決について、MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」は「バートロ・コロンは父親のクレイと対戦してから17年後に、コディー・ベリンジャーに対して投球した」とレポートしている。

 記事によると、1997年にメジャーデビューを果たしたコロンは、インディアンス時代の2000年9月18日のヤンキース戦で、クレイ・ベリンジャーと対戦していた。この試合、コロンは8回1死まで無安打に抑える快投を披露。最終的に9回1安打無失点13奪三振という内容で完封勝利を飾った。コディーの父クレイは「9番・中堅」で先発出場し、2打数無安打1三振に抑え込まれていた。

■フィルダー親子、ヤング親子とも対戦しているコロン

 もっとも、コロンはこれまでにセシル&プリンスのフィルダー親子、エリック&エリックJrのヤング親子とも対戦しており、これが3例目の「親子斬り」になったという。記事では、ベテラン右腕はこの試合の両チームの指揮官、ツインズのポール・モリター監督とドジャースのデイブ・ロバーツ監督とも対戦経験があると紹介している。

「これらの事実はコロンの素晴らしき長命さの真なる証だ」

「Cut4」は最後に、偉大なキャリアを誇る右腕についてこのように称えている。

 なお、ベリンジャーはこの試合、1点を追う8回にツインズの4番手ロジャースから劇的な3ランを放ち、6-4での逆転勝利に大きく貢献。一方、5回8安打3失点のコロンに勝敗はつかず、ツインズ初勝利はお預けとなった。(Full-Count編集部)