2023年10月15日 小田原競輪第8回施設整備等協賛競輪「小田原城下町音頭杯」G3(最終日)小田原競輪「第8回施設整備等協賛競輪・小田原城下町音頭杯」G3が、10月12日より4日間の日程で開催された。勝ち上がりの中心にいたのは、9月の向日…

2023年10月15日 小田原競輪
第8回施設整備等協賛競輪「小田原城下町音頭杯」G3(最終日)

小田原競輪「第8回施設整備等協賛競輪・小田原城下町音頭杯」G3が、10月12日より4日間の日程で開催された。
勝ち上がりの中心にいたのは、9月の向日町競輪で初の記念優勝を遂げた北井佑季で、自力に覚えのある難敵をことごとく退けて、パワーと気迫を示した。また、近況好調の河野通孝、宿口陽一ら関東勢や、存在感が増してきた大森慶一、連日の打鐘先行で積極的なレースをする久田裕也らがチャンスをものにして、決勝に駒を進めた。

決勝は、先行した北井を捲り追い込んだ宿口が1着でゴールし、22年11月の京王閣記念以来となる通算3回目のG3優勝を果たした。

※準決勝のレポートはこちら

【小田原競輪G3(最終日)12R=S級決勝】
1/北井佑季(S1・神奈川119期)
2/河野通孝(S1・茨城88期)
3/柴崎淳(S1・三重91期)
4/大塚玲(S1・神奈川89期)
5/宿口陽一(S1・埼玉91期)
6/久田裕也(S2・徳島117期)
7/大森慶一(S1・北海道88期)
8/磯田旭(S1・栃木96期)
9/山本伸一(S2・奈良101期)

【レース展開】




誘導以下、1北井-4大塚-7大森、5宿口-2河野-8磯田、9山本、3柴崎、6久田で周回。後続からの動き無く、前受けの北井がそのまま先行態勢に入っていく。一本棒のまま、隊列かかわらずに、赤板、打鐘、最終HSを通過。最終1センター付近から中団の宿口が捲りを打つと、大塚のけん制もしのいで、逃げる北井に並びかける。宿口は直線で北井をとらえ、そのまま押し切り優勝。7番手から捲り追い込んだ山本が外強襲の2着。北井の3番手に付けた大森が3着に入線した。

【小田原競輪G3(最終日)12R=S級決勝・結果】
2車単5-9 38,350円(57番人気)
3連単5-9-7 309,810円(353番人気)
決まり手:捲り-捲り



優勝/宿口陽一(S1・埼玉91期)
今回成績/特9・二1・準3・決1
次走出場予定/京王閣G3(10月28日~31日)

最後に獲ったG3、昨年の京王閣では、自分の仕事を全うすることが出来なかったのですが、今日はラインの先頭で、しっかり自力勝負して優勝することができたので良かったです。
前受けしたら突っ張る、中団だったらカマスか単騎の動きを見ながらと考えていましたが、北井(佑季)君が早い段階から先行態勢に入ってくれたので、流れが向いたと思います。
初日、北井君にすんなり仕掛けに合わされたので、仕掛ける恐怖があったのですが、いかないと後ろ2人のチャンスも無くなるので、腹を括っていきました。
今日が一番、体が動いたし反応も良かったと思いますし、初日のレースが今日に生きたと思います。あとは、後ろを固めてくれた2人(河野通孝と磯田旭)のおかげです。
今年前半は、自分でレースを組み立てるレースができ自力選手として走れたと思うのですが、落車(3月の高知F1)して低迷してしまったので、自分のできる事を精一杯やって頑張りたいと思いますし、番手を回る時はラインのために、自分の役割をしっかり果たせたらと思います。
今年最後のG1、競輪祭があるので、そこで成果を上げて来年に繋げられるように、一走、一走を頑張っていきたいです。そして次走の京王閣記念では、しっかりラインに恩返しをしたいと思います。




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\小田原競輪G3(最終日)注目選手ピックアップ/

【最終日7R=S級特選】


「1回はいい走りがしたかった」
2着/堀江省吾(S2・長野119期)

今開催、ここまで悔しい思いでした。今日は、前3日間に比べると踏める感じがあったので、自信を持って走れました。(前走の)京王閣F1の後、しっかり練習をして、オーバーワーク気味だったのかもしれません。ずっと脚が重い感じがありました。今日やっと疲労が抜け、踏める感じがありました。1回くらいは、いい走りがしたいと思っていたので、それができたのは、少し明るい気持ちで帰れます。

【最終日9R=S級特選】


「手応えたを感じた開催」
1着/桐山敬太郎(S1・神奈川88期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)

染谷(幸喜)が仕掛けた後に、仕事をすることだけ考えていました。最終BS、3番(久木原(洋)をけん制した後、すぐ上に見えたので、前に踏んだのですが、染谷を残せるかどうか、半々の感じでしたね。最後は踏み勝てたので、判断もそれほど悪くなかったのかなと。初日の大切さが際立つ開催になりましたね。この後の良いきっかけになる手応えがあります。S級ギリギリの競走得点では攻められないので、しっかり上げたいです。

【最終日11R=S級特秀】


「先のG1を目指し仕上げる」
1着/森田優弥(S2・埼玉113期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)

昨日は、G1だと、ヤバイ展開でした。今日は、その反省が生かせたと思います。今開催勝ち上がりのレースで先行したことに悔いはありませんが、負けたのは力不足。考えながら練習をし、一つ一つしっかりレースをして競輪祭までに仕上げたいと思います。