男子テニスのロレックス・上海・マスターズ(中国/上海、ハード、ATPマスターズ)は14日、シングルス準決勝が行われ、第5シードのA・ルブレフが第18シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)を7-6 (9-7), 6-3のストレートで破り、同…

男子テニスのロレックス・上海・マスターズ(中国/上海、ハード、ATPマスターズ)は14日、シングルス準決勝が行われ、第5シードのA・ルブレフが第18シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)を7-6 (9-7), 6-3のストレートで破り、同大会初の決勝進出を果たすと共にキャリア通算15個目のタイトルに王手をかけた。この試合の第1セット、タイブレークにもつれ込むとジャッジに抗議したディミトロフに対し、ルブレフがプレーのやり直しを提案する場面があった。
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準決勝は過去6度対戦し3勝3敗と互角のルブレフとディミトロフが激突した。この日の第1セット、互いに1度ずつブレークを奪いタイブレークに突入。一進一退の攻防となると最後はディミトロフのボールがアウトに。ルブレフが2度目のセットポイントをものにし先行する。
このタイブレークでルブレフが3-2とリードした場面、ルブレフのサーブを返球できずネットにかけたディミトロフはサーブがレットだったとし審判に抗議。しかし、判定は覆らずルブレフのポイントとなる。それに対しルブレフは「ポイントをやり直しても大丈夫だよ」と提案。ディミトロフは「大丈夫だよ、君のせいじゃない。ありがとう、感謝するよ。気にしてくれてありがとう」と返答。両選手の真摯な対応が注目を浴びた。
その後、第2セットでは第1ゲームでディミトロフがブレークに成功するもその後、ルブレフは2度のブレークを奪い逆転。安定したサービスゲームを展開し、1時間49分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにルブレフのコメントを掲載。タイブレークの場面について次のように振り返った。
「タイブレーク3-2の場面ではポイントをやり直したかったので、申し訳ないことをしたと思っている。グリゴール(ディミトロフ)は真のチャンピオンのように振る舞い、“君のせいではない”と言って僕にポイントをくれた。このポイントのおかげで、僕はタイブレークに勝つことができたんだ」
今年4月のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)以来の「ATPマスターズ1000」2勝目を目指すルブレフは決勝で第16シードのH・フルカチュ(ポーランド)と対戦する。フルカチュは準決勝で第26シードのS・コルダ(アメリカ)を6-3, 6-4のストレートで下しての勝ち上がり。
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