男子テニスのロレックス・上海・マスターズ(中国/上海、ハード、ATPマスターズ)は14日、シングルス準決勝が行われ、第5シードのA・ルブレフが第18シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)を7-6 (9-7), 6-3のストレートで破り、同…

男子テニスのロレックス・上海・マスターズ(中国/上海、ハード、ATPマスターズ)は14日、シングルス準決勝が行われ、第5シードのA・ルブレフが第18シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)を7-6 (9-7), 6-3のストレートで破り、同大会初の決勝進出を果たすと共にキャリア通算15個目のタイトルに王手をかけた。
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世界ランク7位で25歳のルブレフは今大会、初戦となる2回戦で同76位のQ・アリス(フランス)、3回戦で第31シードのA・マナリノ(フランス)、4回戦で第12シードのT・ポール(アメリカ)を下し8強入り。準々決勝では前週のチャイナ・オープン(中国/北京、ハード、ATP500)2回戦で敗れた第32シードのU・アンベール(フランス)を下しベスト4に駒を進めた。
準決勝では過去6度対戦し3勝3敗としている親友のディミトロフと顔を合わせた。この日の第1セット、第6ゲームでルブレフは0-40とされるも4度のブレークポイントを凌ぎサービスをキープ。すると第11ゲーム、ルブレフがブレークポイントを握ると最後はディミトロフのボールがネットにかかりブレークに成功する。
しかし、サービング・フォー・ザ・セットとなった直後の第12ゲームでブレークバックを許しタイブレークに突入。一進一退の攻防となると最後はディミトロフのボールがアウトに。ルブレフが2度目のセットポイントをものにし先行する。
続く第2セット、第1ゲームでディミトロフのドロップショットをネットにかけ先にブレークを許したルブレフ。それでも第4ゲーム、強烈なフォアハンドウイナーからブレークチャンスを掴むと最後はディミトロフのボールがアウトとなりブレークを奪う。
その後、安定したサービスゲームを展開したルブレフはディミトロフにブレークバックのチャンスを与えず。第6ゲームで2度目のブレークに成功し、1時間49分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにルブレフのコメントを掲載し「友人との試合に勝つのは簡単なことではないんだ。悲しい気持ちと同時にうれしい気持ちもある。いろいろな気持ちが入り混じるね」と語った。
今年4月のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)以来の「ATPマスターズ1000」2勝目を目指すルブレフは決勝で第16シードのH・フルカチュ(ポーランド)と対戦する。フルカチュは準決勝で第26シードのS・コルダ(アメリカ)を6-3, 6-4のストレートで下しての勝ち上がり。
フルカチュについてルブレフは「彼はとてもタフな選手だよ。誰にでも勝てるから、対戦したくない選手の1人だね。彼のゲームスタイル、サーブの仕方、ボールの打ち方には苦戦するよ。明日のために時間をかけて回復し、できる限りの準備をしたいんだ」と明かした。
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